人新世におけるツーリズム



キーワード
研究シーズの紹介
「人新世(Anthropocene)」第3ステージの今、地球システムに負荷をかけないツーリズムのあり方が模索されている。「人新世」とは何か、その動きにツーリズムはどのように関係するのか。「自然」に匹敵するほどの「ジオフォース(geophysical force)」としてのツーリズムは、地球システムをいかに改変してきたのか―その負のインパクトは何か―特に、気候変動といった地球環境の変化との関わりにおいて、ツーリズムが目指すべき方向性と展望とは何か。本研究の目的は、地球の持続可能性という今日的課題を、(i)非炭素ツーリズム(ii)ステイホームツーリズム、(iii)目的地管理の3つの観点から考察し、私たちの行動が地球システムに関与していることを理解し、地球温暖化を緩和する新しいシステムの創造を探究することである。
Point
人新世とツーリズム
- 2000年に、ノーベル化学賞受賞者P. J. Crutzen(クルッツェン)は、今や完新世は終わり「人新世(Anthropocene)」―人類の時代―であると主唱した。
- Gren & Huijbens(2014)は、人新世の視点から、ツーリズム研究に着手した。

期待される活用シーン

その他の研究テーマ
- 南北格差・貧困問題に対処したツーリズムに関する研究
- 地球倫理にかなったツーリズムに関する研究