12月17日(火)、造形短期大学部学生が「箱崎SDGsデザインプロジェクト」の一環で制作した大型植木鉢3点を箱崎商店連合会へ寄贈しました。
製作は、同商店街が取り組むコンポスト堆肥を活用したオリーブ並木プロジェクトにおいて、オリーブを植える大型素焼き鉢の制作を本学に依頼したことがきっかけで、今回で2年目となります。
陶芸専攻の学生3名は制作にあたり商店街を訪ね事前調査を実施。見聞きした情報からオリーブ鉢のデザインを考案しました。SDGsの観点から、制作には本学の授業で使った陶器のリサイクル土を再利用し、4ヶ月かけて完成させました。寄贈したオリーブ鉢は、昨年寄贈した12点に加えて、商店街の店先に設置されています。
本プロジェクトに参加した造形短期大学部2年の大和あみさん(八幡中央高校)は「箱崎の街に馴染むデザインでありつつ、自分のオリジナリティを表現できる作品にしたくて、子どものころから得意だった書道を生かし、『筥崎』『放生会』などの文字を彫り込んだ鉢を制作しました。箱崎を代表する祭り『放生会』の開催時期には、鉢を回して文字を表にできる仕様です。入学後から学び始めた陶芸で、誰かのために作品を作るのは初めてでしたが、受け取った店舗の方の感謝の言葉と感想を受けて達成感を感じています」と話します。
【造形短期大学部】