本学園津上理事長が、博多祇園山笠振興会の推薦を受け、7月13日(土)に行われた「集団山笠見せ」の知名士に選ばれ往路台上がりを務めました。
ユネスコ無形文化遺産に登録され、国の重要無形民俗文化財にも指定されている博多祇園山笠の「集団山笠見せ」は、博多部の祭りである山笠が唯一福岡部に舁きいれる行事で、全国的にも人気の高い山笠行事です。
当日、津上理事長は、今年の二番山笠の東流に台上がりし、博多部の呉服町交差点から福岡部の福岡市役所までの1.3キロを駆け抜けました。
本学と博多祇園山笠の交流は、2018年に本学創立60 周年記念事業の一環として、博多祇園山笠を通して地域を応援する「山笠プロジェクト」から始まりました。
2021年には10月1日から11月30日の期間、大楠アリーナ2020館内で東流の飾り山笠を一般公開しました。飾り山笠の本学展示に際して、櫛田神社神職による飾り山御神入れを行い、津上理事長をはじめ大学関係者が長法被姿で参列しました。また、同年10月30日開催の本学創立 60 周年記念式典・祝賀会では、博多松囃子稚児東流による祝賀と博多祝い唄・手一本による終演が行われました。
この他にも、博多祇園山笠を外国人に理解してもらうため、東流の飾り山笠と舁き山笠の解説を英語・中国語・韓国語による3カ国語で翻訳した案内板を本学が作成・設置しています。これは、奉納が見送られた2020年を除き、2019年から継続して取り組んでいます。
さらに、博多祇園山笠振興会から依頼を受け、福岡市内13カ所にある全ての飾り山笠を本学芸術研究科び芸術学部写真・映像学科の学生が撮影し、同振興会に毎年寄贈しています。撮影した写真は同振興会の公式サイトで紹介されています。
このたび、同振興会の推薦により往路台上がりの知名士に選ばれたことは、大変名誉であり、これまでの本学と同振興会および山笠東流との地域交流が実を結んだものです。
本学はこれからも地域と共に歩み発展する大学として地域社会貢献に取り組んでまいります。