卒業記念の「名刺入れ」考案中

【担当教員:青木幹太教授井上友子教授

 

 九産大芸術学部デザイン学科の2〜3年生が、来年3月の卒業生への記念品制作に取り組んでいます。

 

 「卒業生に福岡らしい九産大らしい記念品を」との思いで、昨年から始まったこのプロジェクト。昨年は「七宝柄の博多織名刺入れ【写真:下段左下】」を制作し、好評を博しました。

 

 今年は、江戸時代初期から袴などに愛用されながらも昭和初期に一旦途絶え、1984年に復元・再生した小倉織【写真:下段右下】に挑戦しています。立体感あふれる縞という小倉織の特徴を生かしながら、新社会人となった卒業生に「使いたい」と思ってもらえるような名刺入れとなるよう色柄の選択やデザインなどを試行錯誤しています。

 

 7月31日(月)には、考案中の複数のデザインについて現代版小倉織「小倉 縦縞」の担当者へプレゼンテーションしました。

 

 3年の川内理奈さん(佐世保南高校)は、「芸術学部のある福岡の大学として、少しでも記念になるような贈り物をしたいです。名刺入れは社会人の必須アイテムなので、皆さんが使っているところをイメージしながらデザインなどを考えています」と話します。

 

 学生は、8月下旬に北九州市にある工房を訪れ、草木染めの木綿糸を用いた手織りの「小倉織」の製造工程なども学び、11月頃に卒業記念品が完成する予定です。

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