旧産炭地筑豊 人間エネルギー再発掘プロジェクト
- 国際文化学部
- ㈱ちくほう竹活



プロジェクト概要
山笠を模した竹灯籠制作も進行中。地域の人々の体験や知恵に学ぶ。
人口減少や高齢化、山林の荒廃と獣害が、各地で深刻な問題になっています。
福岡県筑豊は、かつて日本最大の石炭産出地として栄えた地域です。しかし、炭鉱は半世紀前にはなくなり、以来こうした課題に直面し続けてきました。
このプロジェクトは、そんな筑豊で、身近にあるものを使いこなしながらユニークな地域活動や生活実践を行ってきた人々の体験を聴き取り、その知恵に学ぶものです。2024年度は、炭鉱時代から筑豊に暮らしてきた女性の一代記を聞き書きしたり、放置竹林の伐採・活用を通した地域貢献を志す㈱ちくほう竹活でフィールドワークを行ったりしました。研究成果は、高校生やKSU VISION DAY来場者向けに発表しました。現在は、田川地区の山笠を模した竹灯籠を制作中。より効果的な発信方法を探求しています。

参加者の声
竹は楽器や日用品以外に建物や祭事などの場面で活躍している事を学びました。㈱ちくほう竹活でのフィールドワークでは、灯籠や馬簾を作り、竹を美しく見せる加工技術に触れました。㈱ちくほう竹活は竹林の整備だけでなく、竹材を使いそうめん流しや工作イベントを行ったり、竹の加工品を販売したりする事で地域の活性化や竹材の幅広い用途の確立に貢献していると感じました。
中村 奈那羽
国際文化学部
日本文化学科・2年
福岡県・久留米高等学校

期待できる学生のスキルアップ
- 問題発見力
- 主体的行動力
- 対人関係力
担当:川松あかり
お問い合わせ
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