古典“再生”プロジェクト

地域に眠る古典文学の魅力を掘り起こし、目に見えるかたちで現代に“再生”するプロジェクト！

地域に眠る古典文学の魅力を掘り起こし、目に見えるかたちで現代に“ 再生”したい―。この願いが本プロジェクトの原点です。具体的には、香椎をはじめとする福岡の歌枕を詠み込んだ古典和歌を網羅的に探索したうえで、プロジェクトメンバーが一人につき和歌一首を担当し、詠歌内容・作者・成立背景について詳細に調査・
報告します。そして、その研究成果をコンパクトにまとめた栞を製作します。2021年度は、香椎を詠み込んだ和歌とその解説を高級感のある和紙に印刷し、「香椎和歌栞」として香椎宮をはじめとする学内外の各所において配布しました。デザイン策定や協力機関との交渉などは、すべて学生たちで行いました。５００部作成した栞は、一ヵ月足らずの間に全て地域の人々や学内の学生たちの手もとに届けられました。

私は図書館班のリーダーとして、図書館との連絡や、備品製作などのスケジュール管理を担当しました。また栞設置後は、班員と残部を定期的にチェックし、設置場所を調整したりしました。その結果、特に図書館スタッフの方々のご尽力もあり、全ての栞を配布することができました。和歌栞製作は私にとって、協力していただいた方々との関わり合いの大切さを感じたプロジェクトでした。

末吉 優太
国際文化学部
日本文化学科・３年
福岡県・門司学園高等学校

• 和歌についての専門的な研究能力
• 日本文学や歴史についての幅広い知識
• プレゼンテーション能力
• コミュニケーション能力
• 社会人基礎力

担当：天野聡一