国際文化学部教員 「第12回日本古典文学学術賞」を受賞!

【国文学研究資料館館長のロバート・キャンベル氏や他の受賞者とともに】

 

 国際文化学部日本文化学科天野聡一准教授【写真下段・左から2人目】が、若手日本古典文学研究者の奨励と援助を目的とした「第12回日本古典文学学術賞」を受賞しました。

 この受賞は著書『近世和文小説の研究』(笠間書院)の研究業績に基づいたもので、江戸時代に擬古文で書かれた「和文小説」を網羅的に調査・考証し、各作品の文学史的な位置付けや、成立の背景にある古典解釈や思想を考察しました。

 審査員からは、「従来『読本』などの枠組みで捉えられていた「和文小説」を、独自のジャンルとして再把握した」と高く評価されました。
  
 受賞に際し天野准教授は、「大学院修士課程時代からこのテーマに取り組み続けて15年。全国の所蔵機関を調査し、膨大な資料を1点1点確かめていきました。学生と共に古典を学び続けるという思いを持ち、これからも研究に精進していきたいです」と語りました。

 ※国学者などが主に平安時代の和歌や仮名文を模範にして書いた文章のこと。

【国際文化学部】

 

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