ホーチミンで海外日本語教育実習

 10月20日(月)~26日(土)、酒井順一郎教授が担当する国際文化学部共通科目「日本語教育実習」の一環で、3年生5名がベトナム・ホーチミン市を訪れ、協定校のホーチミン市外国語情報技術大学で海外日本語教育実習を行いました。

 実習では、同大の日本語履修者対象のクラスで、本学学生が授業を実施。学生たちは座学やこれまでのゼミの活動で学んだ教授法を実践しました。

 また、滞在期間中、訪問の目的の一つである「戦争・平和学」についてベトナム戦争の歴史を通して学ぶため、全長250kmに及ぶクチトンネルを視察。また、同大学での講義聴講や現地学生との文化交流も行い、学生たちは日本語教育者としてだけでなく、文化や歴史を伝え、理解し合う「異文化コミュニケーター」としての役割を深く認識しました。

 国際文化学科3年の溝口彩夏さん(青豊高校)は「教育実習に向けて4月から模擬授業の実施や福岡の日本語学校での実習など、より良い授業ができるように準備しました。現地では初級クラスを担当し、文法と語彙の復習に加え、ペア活動や発表の場を設けるなど学生を巻き込んで授業を実施することを意識しました。うまく伝わらない場面もありましたが、その分学生が理解し笑顔を見せてくれた瞬間に『教える喜び』を感じました。また、ベトナム戦争終結50年である今年、現地に足を運び、実習の目的のひとつであったベトナムの歴史および戦争・平和について学べたことは非常に良い経験になりました」と活動を振り返りました。

【国際文化学部】

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