柳川市の景観を未来へ:松野尾研究室によるまちづくり提案

 3月22日(土)、本学と一般社団法人柳川暮らしつぐ会が共催した「大学生が提案する古き建築、新しき建築が織りなすこれからの柳川の景観」にて、建築都市工学部住居・インテリア学科松野尾研究室の3年生4名が、柳川市の観光資源である川下りコース沿いの景観に視点を置いたまちづくりの提案を行いました。

 学生たちは現在と10年前の川下りコースとなっている掘割沿いの景観を比較し、今後も観光地として発展していくことを視野に入れた調査を行い、その結果を発表しました。川下りの船に乗船し、乗客の目線から見える景観について調査した学生は「柳川の特徴的である掘割は、川沿いの家々との距離感が近く、観光客が地元住民と触れ合うことができる空間が多い。柳川市が定めた景観計画と景観条例を維持しつつ、観光客にも開かれた住居や施設の設置が望ましい」と説明しました。

 また、景観調査をベースとした「柳川らしい景観を作り出す移住者向け新築住宅案」と、武家屋敷「十時邸」の活用案に関する発表では、地元と農作物を介して交流するマルシェを開催する古民家活用、観光スポットの散策を含めた川下りや、空き地を観光客と移住者が触れ合える開放的な住宅を建設するなどの提案を行いました。

 発表後はポスターセッションを行い、各発表内容について参加者との意見交換が行われました。

 発表者:建築都市工学部住居・インテリア学科3年
 安岡真子さん(朝倉高校)、新垣真梨華さん(普天間高校)、岡﨑茜さん(香椎高校)、南園潤さん(小林高校)

【建築都市工学部】

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