芸術学部学生 デザインの力で駅をリニューアル

 

 芸術学部の学生22名が、大刀洗町、西日本鉄道と連携し、久留米市と朝倉市を結ぶ西鉄甘木線の利用を促すため、大堰おおぜき駅(福岡県三井郡大刀洗町)のイメージを変える「鉄道魅力化プロジェクト」に取り組んでいます。

 この駅は、利用客の減少に伴い、2014年に無人駅となってから老朽化に拍車がかかり、塗装の剥がれや色のくすみが目立つように。「寂しい駅の雰囲気を変えたい」という町の声を実現しようと、学生たちは駅のリペイントを決定。4月から現地調査や町民とのワークショップを実施し、「みんなが親しみを持てる駅」をテーマにデザインを考案しました。

 9月15日(日)には地元の中学校美術部8人の応援を得て、前週末に描いた下絵に着色を開始。川や田んぼのなじみの風景やホタル、町のシンボルの今村天主堂のステンドグラスなどを、波打つ幾何学模様で表現したカラフルな新しい壁が姿を現しました。 

 この日、駅を利用した客は「月に3回この駅を使っているけど、きれいになるのは大歓迎!それに若者のパワーが感じられると元気になるから頑張って欲しいです」と、電車を待ちながらうれしそうに話しました。

 ペイントは毎週末に実施し、9月28日(土)に完成する予定です。

【芸術学部】

 

 

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