芸術学部の二羽恵太助手が監督・脚本を手掛けた作品『axandax』(アクサンダックス)が、「SKIPシティ国際Dシネマ映画祭2020」の国内コンペティション短編部門で入選しました。
若い才能の発掘と育成を目的としたこの映画祭は、デジタルシネマにいち早くフォーカスした国際コンペティションで、17回目となる今回は、初めてオンラインで開催されます。
国内コンペティション短編部門286作品の中から入選した作品『axandax』は上映時間44分の短編映画で、学歴や資格、成果といった要素から個人の価値が数値化され、他人との優劣が可視化された社会を舞台に、山奥に引きこもった主人公・ジンと出張カウンセラー・ナオミの物語です。
二羽助手は、「真の人間の在るべき姿を追求するべく、この作品を制作しました。“個人価値”という概念にとらわれ、自分自身と他者とを比較しすぎるあまり自己肯定できなくなる主人公を描いています。映像に関しては、使用する照明を変えながら陰影を作り出し、主人公の心情を表現する点にこだわりました」と語ります。
この映画祭は、9月26日(土)~10月4日(日)まで開催中です。ぜひご覧ください。
【芸術学部】