若手作家の登竜門「シェル美術賞」入選!

 

 出光興産株式会社が主催する公募展「シェル美術賞2019 」で、大学院芸術研究科博士前期課程2年の井口麻未さん(筑紫中央高校)が、入選を果たしました。

 今年で48回目の開催となるこの公募展は、次世代を担う若手作家の発掘を目的としており、「若手作家の登竜門」として高い評価を得ています。
 
 入選作「今日の装い」は、162cm×162cmの麻紙にアクリル絵の具で描かれた人物像で、カフェから外を歩く人々を眺めるのが好きな井口さんの「なぜ1人1人違う装いを身に着けているのだろう」という疑問からインスパイアされた作品です。378人の服の組み合わせやポーズから、洋服やアクセサリーの選択の幅や趣向を表すとともに、にじみ出る内面や個性の違いを表現しています。

 井口さんは、「あえて顔は描かずに、身に着けている服からどのような人間なのかを想像させたいと思いながら制作しました。この公募展では自分の中でも挑戦でしたし、入選できたことはとてもうれしいです。今後も、挑戦という気概を持って創作していきたいです」と喜びを語りました。

 この作品は、12月11日(水)から国立新美術館で展示される予定です。お近くにお越しの際は、ぜひお立ち寄りください。

 ※展覧会スケジュールはコチラ

【大学院芸術研究科】

 

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