日本観光研究学会の大学生研究論文発表大会で優秀賞を受賞

 

 12月7日(土)、本学で開催された日本観光研究学会主催「第12回九州・韓国南部支部大学生研究論文発表大会」で、九産大の学生チームの発表「新上五島町における観光の現状と課題」が、優秀賞を受賞しました。

 この大会は、日本観光研究学会九州・韓国南部支部が、観光を学ぶ学生の意識を高め、九州や韓国南部における観光研究の発展と観光振興への貢献を目的に開催しているもので、今回は本学のほか、四国・九州から11チーム約50名の学生が参加しました。

 受賞した発表は、長崎県の五島列島にある新上五島町の観光活性化を目的に、古くからキリスト教信仰が盛んで多数の教会が点在するこの町の観光資源を生かした「ステンドグラス体験」を提案したものです。

 現地調査を行った学生たちは、観光客1人あたりの消費額が2013年をピークに減少している現状を踏まえ、高額で事前予約且つ専門指導員が必要な体験プランに替えて、ステンドグラスでストラップやコースターなどを制作する、安価で予約不要の「ステンドグラス体験」を提案。ステンドグラス作りには特別な資格や免許が不要のため、誰でも簡単に制作できること、また、専門的な知識がなく、これまでの観光プランに関わりがなかった町民にも指導員の立場で参加してもらうことで、町全体を巻き込んだ観光活性化の促進を提言しました。

 審査員からは、「新規性があり、安価で継続可能な体験プランである」と評価されました。

 メンバーで商学部観光産業学科3年の中村優花さん(玄界高校)は「地域資源を最大限生かした地域振興策を生み出すのに苦労しました」、同学科3年の加来かく沙也佳さん(自由ケ丘高校)は「この発表大会をきっかけにこの町が大好きになったので、多くの方々にこの町の魅力を知ってもらえたら」と語りました。

【地域共創学部】

 

 

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