「国際学生“社会的EV”デザインコンテスト2022」で「経済産業大臣賞」を受賞!

 大学院芸術研究科博士前期課程2年の濵﨑皓心さん(佐伯鶴城高校)の作品「AIR TRAIL」が、「国際学生“社会的EV”デザインコンテスト2022」において「経済産業大臣賞」を受賞しました。

 このコンテストは、社会デザインとEV(電気自動車)の可能性の研究を通して次世代を担う融合型人材の育成を目的とするもので、今年は「“社会デザインとEV”2040の提案」をテーマに、国内外の82チームが参加しました。

 受賞作「AIR TRAIL」は、高度に発達した3Dプリンタによりビル建設が容易になり、新しい都市での交通網整備が追い付かないという2040年の世界を想定して、誰もが自由に道を造り、人・物の迅速な輸送を可能にする新しい移動手段を提案するものです。ドローンを使って出発地から目的地までカーボンナノチューブ製の人工筋肉のトンネルと人が入るシェルを造り、シェルの外側の電圧変化により、人工筋肉を伸縮させることでシェルが進む仕組みです。

 審査員からは、「ドローンや今後、安価な入手が期待される軽量の人工筋肉を利用し、自由に道をつくるというアイデアの斬新さと、社会全体を大きく変えられそうな点が良かった」と評価されました。

 濵﨑さんは、「自分の住む福岡市のまちづくりを参考にしながら、『こんな世界になったらいいな』という強い想いで考えたデザインを評価していただき、喜びと同時に安心しています」と語りました。

【大学院芸術研究科】

 

 

大学院のトップページへ