九州北部豪雨 ボランティア派遣「迅速かつ効果的な支援を」

 7月16日(日)、17日(月)、九州北部での記録的な豪雨で被害を受け、1週間が経過しても土砂の掻き出しすらままならない朝倉郡東峰村に駆け付けた学生と職員計39人が、民家周辺の水路に流れ込んだ流木や土砂を撤去するなど復旧活動に尽力しました。

 同地区は、6年前にも濁流による家屋への浸水や水路の機能停止、道路の寸断など今回同様の被害に見舞われており、本学では周辺の被災地を含めこれまで述べ1,400人を派遣するなど継続したボランティア活動を行ってきました。

 今回も、ボランティアセンター設立直後の現地から要請を受け、硬式野球部準硬式野球部を中心としたボランティア隊を速やかに編成。経験とチームワークを生かし、水気を含んだ土をシャベルと一輪車やバケツで運び出し水流を復活させました。また、今回の豪雨で初めて被害を受けた山奥にある茶屋では、裏山から敷地に流れ込み20cmほど堆積した土砂を搬出したり、店の床上浸水部分の清掃などを行いました。

 活動後、現地の方々からは「度重なる災害に気力が沸かず、どこから手をつけようかと参っていた」「立っているだけで汗が噴き出すような暑さの中、懸命に取り組む学生の姿に力が沸いた」「復興までの道のりは長いのでこれからも協力を頂けると非常に助かる」など感謝や期待が寄せられました。

 引率した職員は「被災した方々が1日も早く元の日常に戻れるよう、私たちにできることは何かを考えて迅速に対応したいと思います。限られた時間の中で、効率的に作業するためにも学生たちの体調管理に最善の注意を払って活動します」と話します。

 被災された方々に心からお見舞い申し上げるとともに、1日も早い生活回復に向けた支援を継続して行います。

【学生部】

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