
今年度、理工学部に新設したスマートコミュニケーション工学科では、工学の素養を基盤にデジタルでヒト、モノ、セカイをつなぐ新しい工学を学び、社会とつながりを意識し、関連分野の知識と技術を融合・活用できる人材を養成するため、1年次から実践的な学びを展開しています。
1年次対象の必須科目「科学コミュニケーション」(担当:鴈野重之教授)では、科学技術に関する情報を正しく理解(インプット)し、分かりやすく発信(アウトプット)する力の育成を目的としています。誰もが納得できる説明を行うための論理的思考力や相手に応じた伝え方の工夫など、演習を交えながら実践的に学びます。
6月11日(木)、講義の一環で本学学食の一つクラブハウスで、飲み物を片手に科学について語り合う「サイエンスカフェ」を開催。ディスカッションテーマは「宇宙人は存在するのか」。初期宇宙の研究が専門の機械電気創造工学科の榎本成志助教をゲストスピーカーに迎え、生命の成立に関わる重力や個体サイズ、銀河系の恒星数など、議論の手がかりを提示。学生たちは対話を重ねながら、「存在する/しない」という仮説に対する科学的根拠を探究しました。情報の根拠を意識しつつ意見を組み立て、相手に伝わる表現を模索するなど、主体的に取り組む姿が見られました。ディスカッション後は教室に移動し、鴈野教授によるフォローアップが行われ、テーマをより科学的に捉えるための考え方や、宇宙人の存在を科学的に検討するために使われる方程式などが紹介されました。
AIやデジタル技術の進展により「情報を発信する力」がますます重要となる中で、本科目は、情報と社会をつなぐコミュニケーション能力を体系的に学ぶ入口として位置づけられています。
【スマートコミュニケーション工学科】




