福岡県「令和7年度ハワイ州との食の分野における青少年交流事業」に参加

   

 9月26日(金)、福岡県主催「令和7年度ハワイ州との食の分野における青少年交流事業」に参加者した、グローバル・フードビジネス・プログラム(GFBP/商学部経営流通学科)2年の柳みくにさん(大和青藍高校)が活動報告を行いました。

 同事業は、福岡県と姉妹提携するハワイ州において、学生を相互に派遣し「食」分野での交流により、将来世界で活躍する若者を育成するとともに、相互の文化理解促進と、両地域のさらなる交流の発展を目的としたものです。福岡県の選考通過を経て、食、調理、栄養学などを専攻する学生6名と、ハワイ大学カピオラニコミュニティカレッジの学生 6名が交流を図りました。

 柳さんは、2月にGFBPの一環でチェンマイ大学を訪問した際、現地の学生たちに日本の出汁を「味が薄い」と捉えられ、国によって「おいしさ」の認識が異なることを実感したことをきっかけに、多民族が暮らすハワイならではの味覚や、日本と海外のおいしさの融合について学びたいと考え参加を決意。

 6月1日(日)~8日(日)派遣プログラムとして、柳さんたち参加学生がハワイへ赴き、現地のスーパーやレストラン、コーヒー焙煎所の他、タロ芋畑などの視察や、同カレッジの訪問を行いました。講義を受講後は、ハワイ伝統料理の調理実習も体験しました。
 また、8月15日(金)~23日(土)受入プログラムとして同大の学生が福岡を訪れ、調理実習、抹茶ひき体験の他、海苔作り体験や太宰府観光などを行いました。

 参加学生は日米学生の混合チームに分かれ、福岡とハワイの食材を使い「福岡/ハワイの食の魅力を世界に発信する」をテーマに、ハワイアン航空(福岡~ホノルル便)の機内食で提供可能なレシピを考案するコンペティションを開催。ハワイ、福岡それぞれの地で調理後、英語でプレゼンテーションを行い、プロのシェフなどから審査・講評を受けました。

 柳さんのチームはハワイで「ロミロミトマト」と「抹茶白和え」を創作。残念ながら機内食には適さないというフィードバックを受けたものの、これを生かして福岡では改良版「ロミロミトマト」と「ゆずごしょうナムル」を創作し、見事2位を受賞。仲間たちと英語やボディランゲージで懸命にコミュニケーションをとり進めた共同作業は調理法などにも新たな発見が多く、非常に有意義な時間だったそうです。

 報告会で柳さんは「英語に苦手意識はあったが、積極的に話しかけたり、笑顔でいるよう努めたりすることで、仲間たちと深い交友関係を築くことができた。今回の経験から、将来は福岡の食を県外や海外へ広められるようなバイヤーの職やマーケティングに携わりたいという思いを持つようになった」と笑顔で語りました。

【グローバル・フード・ビジネス・プログラム】

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