4月22日(火)、グローバルに活躍する博多出身のすし職人安武邦夫氏を講師に招き、本学グローバル・フードビジネス・プログラム主催の特別講演会を開催しました。
5歳から博多で育った安武氏は、高校卒業後、寿司職人を目指し修行。21歳で福岡市東区香住ヶ丘にてご家族と共に寿司店を開業しました。その後、25歳で渡米し現地でも修行を重ねた後、30歳でワシントン近郊に「松葉寿司」を開店し、計4店舗を展開。全米寿司連盟でアメリカをはじめとする諸外国へ寿司を広める活動に尽力しました。
講演の中で安武氏は「自分が嫌いで自己改造のために渡米した」と振り返り、当時珍しかった寿司の食べ放題や回転ずしを始めた経緯、ビジネス展開において文化や制度の違いから直面した壁をどのように乗り越えてきたかについて語りました。「文化が違う人と一緒に仕事をする際には、自分の当たり前を基準にしてはいけない」という言葉など、学生はグローバルフードビジネスの最前線で活躍された安武さんの話に聞き入っていました。
質疑応答では「店舗展開において、出店エリアに応じてどのようにメニューやサービスを変えていったのか」や「鮮魚の調達はどのようにしていたのか」、「経営者として人に店を任せる際の心構え」など多岐にわたる質問が学生から寄せられました。
最後に安武氏は「人生をどうしたいのか、どうなりたいのかは自分で決めることが重要です。やりたいことが見つかったら『今』行動を起こしてみる! Never give up!自分自身が楽しむことを忘れずに、人生のさまざまなことに挑戦してください」と学生に力強いエールを送りました。
【グローバル・フードビジネス・プログラム】