本学大学院芸術研究科博士前期課程2年の北本楓斗さん（九州産業大学付属九州産業高校）の作品「motion sign Ⅱ」が、2024年度「アジアデジタルアート大賞展FUKUOKA」において、経済産業大臣賞と学生カテゴリー・エンターテインメント部門の大賞をダブル受賞しました。
「アジアデジタル大賞展FUKUOKA」は、高度なメディアテクノロジーを背景に論理的な思考と芸術的感性との融合を標榜し、さらにアジアの文化、風土に深く根差した世界レベルのメディアアート作品の公募展です。今年は、16の国と地域から617点の応募がありました。
北本さんの作品は、ハンドトラッキング技術を用い、指の動きで五十音を音と映像に連動させ両面投影により反対側にいる相手と対話を行う、新たな対話形式を提案した作品です。
北本さんは「点字や手話などの補助的言語から着想を得ました。そのアイデアを形にするには苦労しましたが、指導教授から借りた書籍数十冊を熟読し、WEB上にあるメディアアート作品に多く触れ『メディアアートとは何か』についてインプットを行い制作に挑みました。作品の鑑賞者が一生懸命に体験したり自然に会話が生まれ笑って楽しんだりする様子を見て、今後の制作では鑑賞者がどう感じるかという視点も大切にしていきたいと考えています」と話しました。
今後、作品は以下の展示会で展示されます。ぜひ、ご覧ください。
◾️受賞作品展
期間：2025年3月4日（火）〜9日（日）
場所：福岡市美術館
◾️卒業制作展 芸術研究科修了展
期間：2025年 2月15日(土)～2月23日(日)
場所：九州産業大学
【芸術研究科】
