(後藤悠介さん「地面」、宮下舞香さん「幽香」)
芸術学部芸術表現学科の学生と芸術研究科の学生が制作した2作品が、「クルーズ客船飛鳥Ⅲアート公募展」で入選しました。
同公募展は、「日本の四季を旅する」をテーマに2025年就航予定の新造客船「飛鳥Ⅲ」船内に展示する作品を募集するもので、2024年5月22日(水)〜8月31日(土)の応募期間に全国47都道府県から約2300点の作品が集まりました。受賞・入選作品は計126作品。日本画家の平松礼二氏、土屋禮一氏、千住博氏、洋画家の田村能里子氏、漆芸家で人間国宝の室瀬和美氏のほか、海洋写真家の中村庸夫氏、飛鳥クルーズアンバサダーの小山薫堂氏と、いずれも日本の芸術文化を牽引する著名な方々が審査を行いました。
今回、同公募展協賛企業の株式会社福岡銀行(以下、福岡銀行)の紹介により、本学から26名の学生が参加。本学の受賞作品は、芸術表現学科4年後藤悠介さん(博多青松高校)の絵画作品「地面」と、芸術研究科2年宮下舞香さん(鹿屋女子高校)の絵画作品「幽香」です。
12月22日(日)に横浜ロイヤルパークホテルで行われた表彰パーティーでは、入選した2名に福岡銀行より記念品が授与されました。
後藤さんは「テーマを聞き、制作時期の夏に合わせて、梅雨明けのぬかるんだ土と強い日差しでひび割れた地面を描きました。実際に風景を見た上で制作をしたいと考えており、よく題材にしている自然の絵を評価いただいたことが素直に嬉しいと感じています」と話し、宮下さんは「夕方の薄暗い神社の花庭園に、白く大きな春牡丹が咲いていました。神秘的な空気を纏っており、その美しさを表現したいと思い描きました。クルーズ船内での巡回展で、多くの方に作品をご覧いただく機会をいただき、大変嬉しく思います」と話しました。
【芸術学部・芸術研究科】