大学間連携で活動拡大!2024「ランドセルランド」を開催

 10月26日(土)・27日(日)、福岡市役所前広場にて開催された「環境フェスティバルふくおか2024」の会場で、今年度初の中古ランドセルの譲渡会「ランドセルランド」を開催し、2日間で104個を譲渡し、新たに146個の寄付を受け付けました。

 ゲームに参加しながら、その場でランドセルを持ち帰ることができる同イベントは造形短期大学部と NPO 法人「次世代のチカラ FUKUOKA」(福岡市中央区)が共同で企画し開催するもので、取り組みは今年度で 3 年目となります。

 来場者は、展示されたランドセルの中からお気に入りを選び、ランドセルを背負って通学路体験ゲームや協賛企業の工作ワークショップブースに参加。ランドセルの受け取りを希望する方は、学生と一緒にオリジナル化粧箱を組み立てランドセルを入れて持ち帰りました。

 子どもたちは、色や装飾など一つ一つ個性のあるランドセルの中から一つを選び「この色が好き!」「このマークがかわいい!」などと保護者と会話する姿が見受けられました。保護者からは「子どもにSDGsを身近に感じてほしいと思い参加しました」「自分で選んだランドセルだから大事にしてほしいです」といった、モノを大切にする心を育みたい気持ちが寄せられました。また、報道などを見て寄付にお越しいただいた方からは「TVのニュースで嬉しそうにランドセルを持ち帰る子どもを見て、こんなに喜んでもらえるなら寄付したいと思い持ってきました」などの声もあり、遠くは長崎から寄付にお越し下さった方もいました。

 短大造形芸術学科1年の渡邊小夏さん(香椎高校)は「私は最初に子どもにルール説明をする担当でした。子どもたちと目を合わせ、相手に応じて話すスピードを変え小さな子どもにも伝わるよう工夫して対応しました。化粧箱に入ったランドセルを大事そうに抱えて帰る子どもたちの笑顔がとても印象的でした。今回の経験をもとに、『人の役に立つデザイン』を今後のプロジェクトや製作でも心がけていきたいです」と話しました。

 本取り組みは昨年度から近隣大学との大学間連携をスタート。今年度は、久留米大学・福岡女子大学・中村学園大学の協力を得て、12月に久留米市、1月に北九州市内でも開催予定です。

※今後のイベント詳細についてはこちら

【造形短期大学部】

九州産業大学のトップページへ