グローバル・フードビジネス・プログラム(GFBP/生命科学部)1年の赤尾文香さん(福岡女子高校)が、6月~8月にかけて、福岡県主催の「令和6年度ハワイ州との食の分野における青少年交流事業」に選ばれ、その活動報告を9月20日(金)にオープン・イノベーションセンターにて行いました。
同事業は、福岡県と姉妹提携するハワイ州において、学生を相互に派遣し「食」の分野での交流により、将来世界で活躍する若者を育成するとともに、相互の文化理解促進と、姉妹提携を結ぶ両地域のさらなる交流の発展を目的としたものです。福岡県から選考を通過した食、調理、栄養学などを専攻する6名、ハワイから、ハワイ大学カピオラニコミュニティカレッジの学生 6名が参加しました。
6月3日(月)~10日(月)はハワイ州にて、地元の伝統料理の調理実習や農園・魚の養殖場の視察などを実施。8月4日(日)~10日(土)は、ハワイの学生が福岡を訪れ、一流ホテルの料理長との対談や農園訪問・果実狩りなどを行いました。
学生はそれぞれの研修地で、福岡とハワイ両方の食材を使い「福岡/ハワイの食の魅力を世界に発信する」というテーマで、混合チームでオリジナルレシピを考案。レシピに沿って料理を作り英語でプレゼンテーションを行い、プロのシェフなどから審査・講評を受けました。
赤尾さんのチームは、ハワイではメカジキのソテーに抹茶ソースをあわせたシーフードプレート、福岡ではイチジクソースを添えたチキンに夏野菜のお浸しを加えたメインプレートを創作。ハワイでは最優秀賞、福岡では2位を受賞しました。
報告会で赤尾さんは「お互いの食文化を知り、実際に食の現場を体験するこのプログラムは、毎日新しい発見と学びの連続でした。オリジナルレシピ考案では、言葉という壁を乗り越え、同じ目標に向かって協力して取り組めたことは何よりも良い経験になりました。今回の経験を基に『食を通じて世界と繋がる』という目標に向かって、GFBPで食の学びを更に追求したいと思っています」と話しました。
【グローバル・フードビジネス・プログラム】