第61回〜第65回のプログラム

2月の活動はメダルの制作とKIDS ART教室の任命式を行いました。
導入では1年間のふりかえりをしました。各月ごとにどんな制作をしたか子ども達に問いかけながら作品を見せていくと、担当した私もつくづく様々な制作を行ったことを改めて感じました。その後、紐を付けた紙皿のメダルに似顔絵を描いて自分だけのオリジナルメダルを作りました。
制作後、これまで頑張った子ども達にそれぞれ「スーパーアートマスタ−（年長さん）」「ウルトラアートキッズ（活動2年目の年中さん）」「スーパーアートキッズ（年少さん、活動1年目の年中さん）」の任命証を手渡す授与式を行いました。子ども達は卒園式の練習をしているようで、任命証をしっかり両手で受け取る姿が見られました。最後にもらった任命証を持って記念撮影。年長さんは小学校に行ってもKIDS ART教室で学んだことを活かして元気に通学してもらいたいと思います。

■今回使用した主な材料・道具
メダル（紐を付けた紙皿）、任命証、マジック、過去の作品

今月は光と色を感じてもらうことをテーマとして活動を行いました。
導入で見本のランプを明るい所でつけた場合と、暗いところでつけた場合との違いなどを体験しながら説明しました。その後、制作に入ります。ランプの作り方はまず、セロハンをちぎり、透明で太めのテープに貼り付けます。それを紙コップの内側に貼り付けてライトの上に乗せて完成です。
光には温かさや心を和ませる効果があります。現代の子ども達の中には忙しさを感じる子もいます。そんな子ども達に安堵感や光の美しさによる驚きを伝えられました。

■今回使用した主な材料・道具
セロハン、紙コップ、テープ、ライト、ペン

今回はハサミの使い方を知って、秋を表現する活動を行いました。
始めに、秋のイメージが膨らむように木を描いた模造紙に、落ち葉を貼って大きな木を完成させました。その後の制作活動は「切り紙」というものに挑戦しました。作り方は、まず、半分に折った折り紙に型紙を合わせて線を引きます。次に、線に沿ってハサミで切り抜いて紙を広げると、線対称の形ができます。モミジやイチョウなど秋の風物を作りました。最後に、模造紙に作品を貼り「秋の木」を完成させました。
年長さんは上手くハサミを使うことができましたが、年少さんはまだ難しい様子で、学生がサポートしながら制作を進めました。安全を心がけていたため、怪我もなく制作を行うことができました。

■今回使用した主な材料・道具
折り紙、型紙、模造紙、ハサミ、ペン、鉛筆、消しゴム

生まれてから3年〜5年しか経っていない子ども達。
当然のことですが、まだまだ世界の一部しか見ていません。
毎回、道具一つでも、「えー！これ何？」と新鮮な感動をもって対面する子どもたちに出会います。
今回は、穴開けパンチで作った紙チップとラミネートという道具を使ってカードを作りました。
作り方は、画用紙に好きな絵を描き、紙チップで装飾をして、最後にラミネートで加工します。
子どもたちは紙チップを手で触ったり混ぜたりと新しい感触を楽しんでいました。
本来なら捨ててしまう紙チップは子どもたちの感心を引くものになりました。
ラミネートはぺらぺらの紙がしっかりとしたカードになるもので、機会に入るラミネートを見つめる子どもたちは、工場見学のように目を輝かし驚いていました。
今後も子どもたちが感動する道具を紹介していきます。

■今回使用した主な材料・道具
ラミネートシート、ラミネーター、紙チップ（ふりかけ）、ペン、色えんぴつ、画用紙、のり

９月の活動はふわふわの軽量紙粘土を使ってケーキ作り。
今回は「パティシエになりきる」ことと「紙粘土の特性を知る」ことをポイントに企画しました。
保護者の皆様も小さいときにヒーローやアイドルの真似をした記憶があると思います。
そんな「なりきる喜び」という子ども達の心理を刺激するため、本物のコック帽を被ってパティシエさんの気分を演出しました。
また、ふわふわした触り心地がする市販の「天使のねんど」という軽量粘土を使い、触感から子どもたち達の制作意欲の向上を考えました。
子ども達はケーキだけでなく様々な形のものを創造して、とても楽しい活動になりました。

■今回使用した主な材料・道具
軽量紙粘土(天使のねんど)、ストロー、粘土板、コック帽、エプロン