幼稚園児のための芸術教室(KidsArt教室)

第31回〜第35回のプログラム

第35回 オリジナルコートをつくろう! (2008.02.28)

今回は事前に2×20cmの大きさに切っておいたフェルトで好きな形をつくり、それを両面テープでレインコートに貼り付けてオリジナルのコートをつくりました。
花やハートの形を作って貼り付けたもの、フリンジ付きのものなどさまざまなコートが完成!そのコートを身にまとい、園内のらせん階段で保護者や先生にお披露目のファッションショーを行いました。
また、3月で卒園する子どもたちにはデザイン学科の学生ボランティアが制作した『KIDS ART教室修了証』を授与しました。

両面テープの紙を剥がす作業は子どもたちにとって少し難しいので、たっぷりと時間のある時に制作することをおすすめします。フェルトやレインコートは100円ショップでも購入できます。

■今回使用した主な材料・道具
フェルト(赤・青・黄緑・黄・桃、2×20cmに切ったもの)、レインコート、両面テープ(強力タイプ)

第34回 枯れ木に花を咲かせましょう (2008.01.24)

木の枝の根元にボンドを付けて土台となる発泡スチロールの板に挿して固定し、水性マーカーで色を付けた紙ねん土で枝や土台を飾り付けていきます。子どもたちが咲かせた花はどれも色鮮やかでかわいらしく、一足早い春の訪れを感じました。

また、今回は本学学生だけでなく「大学体験学習」として二日市中学校の2年生5名も参加。子どもたちの制作をやさしくサポートしてくれました。

■今回使用した主な材料・道具
木の枝(道に落ちているものを適当な大きさに切っておく)、発泡スチロールの板(約15×20×3cm)、紙ねん土、水性マーカー、ボンド

第33回 手形でアート (2007.11.29)

今日はみんなの手形で一枚の大きな絵を描きました。紙のサイズは3.64×1.03m。赤、朱、青、緑、黄緑、黄それぞれの絵の具を付けたローラーを持った学生ボランティアのお兄さんやお姉さんから、手に絵の具を塗ってもらったら、準備OK。両手に絵の具をつけてポン!ポン!ポン!真っ白な紙は21人の子ども達の小さな手形であっという間に彩られました。

完成した作品は幼稚園の階段を上った所に子ども達と一緒に展示しました。展示した作品を眺める子ども達の表情はとても誇らしげ。園児達やお迎えに来た保護者の皆さんにキッズアート教室のことを知ってもらうための“発表会”の場となりそうです。

■今回使用した主な材料・道具
画用紙(B1サイズ5枚を貼り合わせたもの)、水彩絵の具、ローラー、トレイ、タオル(違う色を手に塗る際の手拭き用)

第32回 絵はがきづくり(スクラッチ) (2007.10.25)

今回は、クレヨンを用いた「スクラッチ」という技法で絵はがきを作りました。まず、はがきサイズに切った画用紙一面を黒以外の色でカラフルに塗り、それを黒一色で塗りつぶします。そして、竹ぐしなど尖ったもので絵を描くと、黒のクレヨンが削られ、はじめに塗ったカラフルな色が現れます。もし描き間違えた時には、黒のクレヨンを塗れば、何度でも描き直すことができます。竹ぐしでケガをしないよう注意しましょう。

完成した絵はがきは、そのままポストへ投函すると、他の郵便物にクレヨンが付いてしまう可能性があるため、今回は宛名を書くためのラベルを貼った透明な封筒に作品を入れ、子ども達に渡しました。おうちの人に宛先を書いてもらって、大切な人に送ってね。

■今回使用した主な材料・道具
はがきサイズの画用紙、クレヨン(黒をたくさん使います)、竹ぐし、透明な封筒

第31回 フロッタージュ (2007.09.27)

今回は、幼稚園の中にあるものを使って、フロッタージュを行いました。フロッタージュとは、凹凸のある物の上に紙を置き、鉛筆などでこすって、模様を浮き出させる技法です。今回はクレヨンを使用しました。

まずは、触って感触を確かめ、『どんな模様が出てくるかな?』と想像を膨らませます。「手洗い場のタイル」「床に敷かれたマット」「ザラザラした壁」・・・毎日目にしている物が模様となって浮き出てきて、みんなビックリ!夢中で色を塗っていきます。子ども達は出来た絵を手に、「見て見て!魚みたいだよ!」「これが海で、こっちは空!」と、紙の上に無限に広がる物語を語ってくれました。

■今回使用した主な材料・道具
コピー用紙(A4サイズ)、クレヨン(固いものがオススメ。色鉛筆でもよい)

幼稚園児のための芸術教室(KidsArt教室)