生理痛体験を通した想い合い研修を実施
ダイバーシティ推進1月29日(水)、本学教職員を対象に「生理痛体験を通した想い合い研修」を行い、管理職を含む男女30名が参加しました。
本研修は、経済産業省令和6年度「フェムテック等 サポートサービス実証事業費補助金」の一環として大阪ヒートクール株式会社協力のもと実施。生理痛疑似体験を通じて、生理を経験したことのない男性教職員や痛みに個人差のある女性教職員に対して、理解や共感を促す機会をつくり、だれもが働きやすい職場環境づくりを目的としています。
研修では、専用デバイスを用いて生理痛を疑似体験。体験者は立ち上がったり歩いたり姿勢を変えたりしながら、痛みを言語化し、どの姿勢だと和らぐのかなど、人によって痛みの感じ方が異なることを実感・共有し、痛みを抱える人への理解を深めました。また、その前後で行ったワークショップでは、自身の体験や想像力を膨らまし、さまざまな「痛み」に対して環境面や制度面で具体的にどのような対応ができるのかアイデアを出し合い、活発な意見交換を行いました。
体験した男性職員からは「この痛みの波が不定期にくる中で、同じ姿勢でいる必要がある会議などは辛そう」「これほど痛いときにはうずくまっていたい」、同じく女性職員は「人によって痛みの程度はさまざまであることを知った」などの声が聞かれました。
今後も、このような研修を通して「想い合い」の意識醸成を促し、本学教職員などのウェルビーイングの実現に向け、女性特有の健康課題の解決や女性が働きやすい環境づくりを進めていきます。
【ダイバーシティ推進室】