経営学部の学生が桃のリキュールを企画

 経営学部産業経営学科事業開発コースの学生を中心とする産学連携プロジェクト「farm3.0」(ファーム3.0)が企画した「桃風味 芋で作ったリキュール」が、株式会社小林酒造本店(糟屋郡宇美町)の協力によって完成しました。

 

 「farm3.0」は、学生が農作物を栽培し、商品化、流通に至る6次産業を体得するものです。

 

 学生が栽培したサツマイモを使った焼酎ベースのお酒プロジェクトは、平成24年の芋焼酎、平成26年の「さくらんぼのお酒」に続き、今回で3回目となります。


 今回は、酒離れが進んでいるといわれる若者をターゲットにアンケート調査を行い、人気NO.1だった「桃」をテーマにしたリキュールを企画しました。

 

 学生たちは、約半年間、天然素材と桃の風味を前面に出しながらもイモの旨みが残る口当たりにこだわり、何度も小林酒造と打合せを重ね、250本のリキュールを完成させました。

 また、ボトルラベルは、芸術学部デザイン学科の学生が、店頭で手にとってもらいやすいということをコンセプトにデザインしました。

 

 8月1日(土)に福岡アイランドシティ(福岡市東区香椎照葉)で開催された夏祭りでの無料試飲会では、一般の方々からも、「非常に飲みやすい。地元の特産品として期待しているので販売してほしい」と大好評でした。

 

 主要メンバーである産業経営学科4年の松江亮祐さん(白石高校)は、「お酒とたまねぎドレッシングが『farm3.0』の二枚看板ですが、もっと企画の幅を広げていきたい」と語りました。

 同学科4年の南健太さん(久留米商業高校)は「今後はチームの人数や農園の規模など、プロジェクトをより拡大していきたい」、同学科3年の弘宏二郎さん(川内高校)は「試行錯誤して結果を得るこのプロジェクトに参加することは、社会人へのステップアップになります」と抱負や感想を述べました。


   

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