児童・生徒のための芸術教室(小さな芸術家になろう!)

第06回WS フェルトでオブジェを作ろう!!

実施日:2003.08.24 参加者:96名 (応募131名)
協力:芸術工芸学科

1、ワークショップのはじまり

当日は、朝早くから子ども達が次々美術館に到着します。
美術館のスタッフのところで、名札などをもらって受付終了!

受付後は簡単なレクレーション。ボランティアのお兄さんやお姉さん、初めて会うお友達と仲良くなるためにゲームをして緊張をほぐしていきます。最初は緊張していたみんなも、やがて笑顔になりみんな一緒になって大盛り上がりです!

2、午前中の作業開始!(作業風景1)

いよいよ午前中の作業開始。最初はペーパーウエイト作り!

たくさん用意された色とりどりの羊毛。
この中から自分の好きな色を選んでいきます。
選び終わると今度は、用意していた石に羊毛を巻き付け石けん水につけ形を整えていきます。
これを数回繰り返して羊毛をフェルト化していきます。
途中、色の違う羊毛を巻いてきれいな模様もつけていきます。

3、羊毛のフェルト化!(作業風景2)

■羊毛のフェルト化について■

羊毛の表面はスケールと呼ばれる物がウロコのように覆っています。
石けん水に入れる事で乾燥時には閉じていたスケールが開き、揉むと繊維がお互い絡みあって伸縮性がなくなります。
石けん水をつけて形を整えていくとフェルトになっていきます。

模様をつけたい時も同じで、違う色の羊毛をつけて石けん水で形を整えていくと、カラフルな模様が出来上がります。

4、お昼の休憩時間!

特に力持ちのお兄さんは絶好の遊び相手。
抱っこや肩車も余裕!
午前中の作業で疲れていた体もお腹がいっぱいになるころにはすっかり回復して元気に!
作業を忘れしばしお遊びタイム。
初めて出会ったお友達とも、まるでずっと前からの友達ように一緒に遊びまわっていました。

5、午後の作業開始(作業風景3)

お腹もいっぱい運動もバッチリ!さあ午後の作業開始です。

午後はアクセサリーを作ります。
やり方はペーパーウエイトを作った時と同じでフェルト化を利用して作ります。
午後になると作業も慣れてきて作品もこってきました。
色や模様で悩む姿もチラホラ…

6、もうすぐ完成?(作業風景4)

午後の作業も後半に入ると、作品もそろそろ形が整ってきました。
窓側にはペーパーウエイトの完成品がきれいに並べられていました。

作品がある程度出来上がると、気になるのは周りのお友達の作品。
子ども達は、他の作品をチェックしては自分の作品に手を加えるという、なかなか芸術家な一面も見られました。

ボランティアのお兄さんやお姉さんから、アドバイスをもらいながらみんなの作品がだんだんと完成に近づいてきました!

7、キャプション作り

午後のアクセサリー作りが終わるとみんなで片づけを行い、作品のキャプション作りの開始です。

自分がどんな事を考えて作品を作ったのか、作品のテーマなどを色や形で表現します。絵を描いて紹介したり、見開きのカードタイプにしたりとここでも個性豊かなキャプションが出そろいました!

自分の作品の紹介という事もあり子ども達もみんな、いきいきとキャプションを作っていました。

8、力作の完成!!

ワークショップの締めは自分の作品を持って記念撮影!
個性あふれる作品が揃い、色も形も見ているだけで、楽しい気分になってきます!

カメラを向けるとみんな笑顔でピースサイン!
丸1日かけて作っただけにみんな自信作になったようです!

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