児童・生徒のための芸術教室(小さな芸術家になろう!)

第04回WS 光の版画=フォトグラムに挑戦!

実施日:2003.03.23 参加者:66名 (応募80名)
協力:写真学科

1、ワークショップのはじまり

学校では体験出来ない造形表現を体験してもらおう!!がコンセプトのこのワークショップ4回目を迎える今回は、写真学科を持つ九州産業大学だからこそ出来る内容になりました。

その名も、「光の版画=フォトグラム」

普段はあまり見る機会のない写真の世界を少し覗いてみました!

2、明るいうちに・・・(作業風景1)

実際に作業を始める前に、作業上の注意をよく聞きます。
実際の作業では、真っ暗になってしまうので、暗室にある引き伸ばし機などの使い方を、ボランティアのお兄さんやお姉さんから説明を受けました。
ケガをしないようにみんな真剣。
今回は、作業中が暗闇である事、そしてその暗闇で薬品を使用するとあって、説明する学生も一段と真剣な表情でした。

3、いよいよ消灯!(作業風景2)

一通り注意と説明が終わるといよいよ作業の準備です。
明るいうちに全ての準備を終えて、自分の席につきます。
みんなの準備が整ったら…暗室の電気が消灯!
いよいよ暗闇での光のアートが始まります。

(注)暗室では少しの光でも作業の妨げになるので、カメラを使用した撮影が出来ません。
  そのため、暗室の中での作業風景は写真がありません…ごめんなさい!

4、光のマジック(作業風景3)

〜暗闇で作業〜

暗闇で作業すること、数分…さっそく出来上がった作品が暗室の外へ登場。
現像液と呼ばれる薬品と光を使ったマジックで出来上がった作品を明るい所でチェック!

(注)作品の中の黒い部分が光の当たったところで、白い部分が物を置いて
  光が当たらなかった所です。

5、作品を乾燥(作業風景4)

出来上がったばかりの作品はまだ水に濡れているので、専用の機械で乾燥を行います。
乾燥させると、水に濡れていた時とはまた違った様子になり、みんな自分の作品を真剣にチェックしていました。

6、光の版画の完成!

いつもとは違って今回は真っ暗な部屋の作業となり、子ども達も最初は戸惑っていた様子でしたが、すぐに慣れて光の版画に夢中になっていました。

触れる事の出来ない光を使った今回のモノ作り。
暗闇での作業は大変だったと思いますが、今回も素晴らしい作品が揃いました!

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