児童・生徒のための芸術教室(小さな芸術家になろう!)
第05回WS 版画=コラグラフ2004年
オリジナルカレンダーを作ろう!
実施日:2003.05.05 参加者:63名 (応募68名)
協力:美術学科
1、ワークショップのはじまり


ワークショップの日の美術館は朝早くから子ども達でいっぱい!
美術館のスタッフのところで、今日の1日一緒に活動する班のメンバーを教えてもらいます。
班の番号の書いたボートをもったお兄さんやお姉さんのところで簡単に自己紹介。
初めて会うお友達ともお互いに「今日1日よろしく」とごあいさつ。
班のメンバーがそろうまでは、みんなで楽しくおしゃべりをしてワークショップの始まりを待ちます。
2、午前中の作業開始!(作業風景1)


いよいよ午前中の作業開始。
最初はダンボールで版作りから。針金や糸・色紙などいろいろな素材をダンボールに貼り付けて、もとになる版を作ります。
版の形は自由!どんな形でもどんな物を貼っても大丈夫。
子ども達は、自分の好き物や持ってきたおもちゃを見ながら版を一生懸命作っていました。
3、切って貼って版作り(作業風景2)


作り出したら時間を忘れて集中。
一緒に来ていたお父さんも、お母さんもいつの間にか子ども以上に制作に集中!?
ボランティアの学生達は横で静かに作業を見守っています。
困った時はすかさずアドバイスをして、子ども達が自分の世界を作っていくのをサポートしていきます。
下書きをしてから作ったりと、版の段階からなにやらすごい物が出来そうな予感です!
4、インクの登場(作業風景3)


版が完成したら、場所を版画室に移します。
今度はインクの登場です。作った版に好きな色のインクをのせます。
赤や黄色・緑に青などさまさまな色が用意され、子ども達は自分の作品にあう色を真剣な表情で選んでいました。
いつも学校でやっていた版画と作業の様子が違っているためか少し戸惑った様子の子ども達。
でもここはお兄さんやお姉さんがすかさずサポート!
一緒に楽しく作業を進めます!
5、インクと格闘(作業風景4)


インクをのせる作業もたいぶん慣れてきました!
色の配色など凝った作品が次々登場。
みんなそれぞれ工夫をこらして作品を作っていました。
一足早く紙に刷った子どもはその刷りとにらめっこして、再度インクをのせてチャレンジするなど今回のワークショップもなかなか芸術家ぞろいです!
6、いよいよ紙へ(作業風景5)


インクのせが終わるといよいよ紙に刷る作業の開始です。
写真に写っている大きなプレス機を使って紙に刷っていきます。
大きなローラーをゆっくり回します。
マットの下には刷り上がった紙が…さぁ出来上がりは?
作品を見る子ども達の目も真剣!
ボランティアのお兄さんお姉さんに次から次に質問の嵐!
多くの子ども達が「これだ!」という作品が出来上がるまで何度も刷りにチャレンジします。
7、カレンダー作り(作業風景6)


お刷りの作業が終わると最終工程カレンダー作りです。
先ほど作った版画を中心に、どんなデザインにしようか悩みながら作業は続きます。色紙を貼ったり、マジックで絵を描いたりとそれぞれ工夫をしてオリジナルカレンダーを制作。
数字の配置にもこだわりが…。
8、力作の完成!!


カレンダーも完成して班のみんなと記念撮影!
力作を前にみんなの顔も笑顔笑顔。
丸1日かけて作った作品だけあってその出来上がりは◎
個性あふれる作品がそろいました。
この小さな芸術家達の作品は、芸術学部ギャラリーに展示され一般公開されました。
(現在展示は終了しています)