九州産業大学シニア・アート・アカデミア

平成17年度前半

実施期間:
平成17(2005)年5月28日(土)〜
平成18(2006)年3月19日(日)

基礎科目:9時30分〜12時/実技:13時〜16時30分
今年度のアカデミアは、博物館で子ども達の体験活動を支援するボランティアの育成を目的として実施。
博物館活動についての講義、紙漉き・ハンカチ染めなど、受講生は講義や実技の中で得た経験とアイディアを活かして、子ども達が楽しく活動出来るようなワークショップを企画・実践していく。

第1回目 開校式・オリエンテーション(2005.05.28)

平成17年度シニア・アート・アカデミアが本日よりスタート。
開校式やスタッフの紹介が終わると、さっそく本日の作業に入りました。
午前は、山本先生指導のもと参加者全員で楽しく体を動かしました。
お互いの自己紹介もかねたレクレーションの途中途中に、子どもたちへの指導の方法を教えて頂きました。
午後からは、学生講師/アシスタント指導で紙漉きでのハガキ制作。
熱心に制作されていて、なかには5枚以上作られる方もいました。
本日の講師は、福岡県立直方養護学校の山本隆治先生です。

第2回目 講義・実技演習(2005.06.11)

午前中は、「博物館を取り巻く環境」について講義を聞きます。
博物館の起源から、現在の現状を分かりやすく丁寧に教えて頂きました。
午後からはオーブン粘土を使用しての陶印作りを行いました。
何を彫るかを悩みながらも、凄い集中力で短時間に何個も作られる受講生もいました。
本日の講師は、九州産業大学芸術学部 吉武 弘喜教授です。

第3回目 実技演習(2005.06.25)

今日は、前回の実技演習で学んだ「オーブンねんどでの印鑑作り」を受講生が子ども達へ教える本番の日です。
午前は、午後の授業に向けて子どもたちへの注意点や指導案の作成、教室作りなどの準備を受講生全員で行いました。
午後は受講生の指導のもと、21名の子どもたちがオーブンねんどで印鑑を作りました。

第4回目 講義・実技演習(2005.07.09)

午前は、「博物館とボランティア活動」についての講義を聞き、ボランティアとしての責任や活動の意義など、ボランティア活動に対する心構えを教えて頂きました。
午後は、風船とたこ糸を使ってランプシェードを作りました。
皆さんたこ糸を風船に巻き付ける事に苦戦しながらも、最終的には色とりどりのランプが出来上がっていました。
当日には乾燥できなかったので、次回の午前中に灯りをともしてみます、楽しみです!
本日の講師は、国立科学博物館の石川昇先生です。

第5回目 実技演習(2005.07.23)

今回は、前回行った「ランプシェードを作ろう!」を受講生が子ども達に指導する番です。
第3回目での経験があるので、作業も手早く慣れた感じで準備が進みました。
打合せや計画案を前回よりもさらにしっかりと立ててあり、午後に子どもたちを迎え、制作に入る前の導入もスムーズでした。
受講生の方々がそれぞれ道具を持ってきてくださったおかげで、制作方法や持ち帰る段取りも上手くいきました。ありがとうございます!
今日の子どもたちの参加人数は、31名です。

第6回目 バスハイクin長崎県美術館(2005.09.10)

シニア・アート・アカデミアの後半はバスハイクからスタート。
受講生と学生、美術館スタッフ総勢42名で、今年の4月にオープンしたばかりの長崎県美術館に行ってきました。
美術館は出島に建てられ正面には海が広がり景色のとても良い所にありました。
受講生は、時間をかけて展示など広い美術館の館内を見学してきました。
今回は第一回目のバスハイクということで、受講生同士や学生達の交流を深めると同時に、新しい美術館の展示や見せ方の工夫を実際に自分の目で見て学んできました。

第7回目 講義・実技演習(2005.10.08)

午前中は「博物館と体験活動」についての講義を聴き、子どもたちと楽しく行う「じゃんけん」や「まーくんTシャツ」などのレクレーションについて学びました。
午後は、「ハンカチを染めよう」と題して、受講生は染めを行いました。
輪ゴムや割り箸、ビー玉などの材料を使って、受講生の皆さんは思い思いの方法で自分だけのオリジナルハンカチをつくり、染めのおもしろさを体験しました。
本日の講師は、上野小学校教諭 山本徳和先生です。

第8回目 実技演習(2005.10.22)

今回は、子どもたち35名が参加のワークショップでした。
受講生は26名でしたので、本番のワークショップに近い形で活動が出来たのではないかと思います。
内容は前回に引き続き、絞り染めで「ハンカチを染めよう」でした。
受講生の方は回数を重ねるごと、どんどん教え方が上達されています。
満足いく作品が出来上がったようで、自分の作品を保護者の方に見せている子どもいました。

九州産業大学シニア・アート・アカデミア