九州産業大学シニア・アート・アカデミア

平成16年度前半

実施期間:
平成16(2004)年9月4日(土)〜
平成17(2005)年2月26日(土)

基礎科目:9時30分〜12時/選択専門科目:13時〜16時30分
図工等で学校と協力しながら、子供達を直接指導出来る人材の育成を図るため開設されたこのプログラム、2 年目となる今回は前回と同様に基礎科目で講義を行い、専門選択科目において絵画・版画・粘土・クラフトA(自然素材)コース・クラフトB(人工素材)コースの5コースにわかれて実習を行った。

第1回目 オリエンテーション・講義(2004.09.04)

2回目となる今回のシニア・アート・アカデミア。
各コースのアシスタントや学生と共に、ボランティアの心構えや意義などを、講義と実技の二つの面から学んでいきます。
今年度は、昨年度達成できなかった「小学校で図画工作のボランティアをしよう!」を実現するために、初日から気合いが入ります。
初日の講義は「地域に開かれた学校づくり」。
講師は春日北小学校校長 今村隆信先生でした。
講義の後は、お昼を挟んで5コースに分かれて実技を行いました。

第2回目 講義・実技演習(2004.09.13)

午前中の講義は「幼老共生ー少子高齢化社会のボランティア哲学」。
講師は生涯学習研究者 三浦清一郎先生でした。
その後は、お昼を挟みそれぞれのコースに分かれて実技を行いました。
実技は、実際に小学校で使われている教科書を利用して行われます。
絵画コースでは、3.4年の教科書を使用し紙粘土やダンボールで絵を描く「こんなものでかいたよ」を実際にやってみました。

第3回目 演習「図工の時間を体験しよう」(2004.10.02)

3回目の今日は、実際に小学校の図工の授業を体験しました。
小学校で使われている教科書を使用し、今回は「ふしぎなたねから」という題材で版画にチャレンジします。ダンボールやレース・ボタンなどでこぼこしている材料を集め、版を作っていきます。
この時、先生の動きや言葉のかけ方など注意深く観察して勉強を行いました。
本日の先生は、春日北小学校教諭 阿部光代先生でした。

第4回目 講義・実技演習(2004.10.16)

午前中の講義は、「図画工作の授業案つくりの心得」についてです。
どういったやり方で授業を進めたらいいのか、毎日の授業を組み立てるために作る授業案。その心得についてお話をして頂きました。
午後からは実技。ねんどコースのテーマは「ねん土でお話」。
自分の創造する世界をねんどを使い作っていくという制作活動を行いました。
本日の講義の先生は、二日市北小学校教諭 河津有一先生でした。

第5回目 講義・実技演習(2004.10.23)

午前中は、「子どもたちとできるレクレーション」について学習しました。
緊張をほぐして子どもたちの雰囲気を和らげる方法など、レクレーションについて講義を聴き学習しました。
午後は実技。版画コースのテーマは「乗ってみたいな」。
心に感じたことやしてみたいと思った事を木版で表すという事にチャレンジ。2版ずりを行いました。
本日の講義の先生は、糸田小学校教諭 山本徳和先生でした。

第6回目「美術館を見学しよう」(2004.11.02)

本日は、筑紫野市歴史資料館(ふるさと館筑紫野)と春日北小学校の見学に行きます。資料館では、「ちくしの子ども美術展」を見学し、春日北小学校では6年生の図画工作の研究授業を見学しました。
実際の授業風景を見る事で、指導案づくりで学んだ「導入・展開・ふりかえり」について理解を深めました。

第7回目 実習「ボランティア体験1」(2004.11.06)

今日は国民文化祭ワークショップで実際にボランティア活動をしてみました。
学生ボランティアと協力して、大勢の子ども達に作品の作り方を教えたり一緒に遊んだりしながら1日活動しました。
一度にたくさんの子ども達を相手にするのは初めてだったので、最初は受講生の方が身構えてしまいしたが、徐々に慣れてきて後半は積極的に話しかけて活動を行っていました。

第8回目 実習「ボランティア体験2」(2004.11.13)

今日も前回引き続き国民文化祭のボランティアに参加しました。
今日は前回の経験もあってか、初めから積極的に子ども達に話しかけ一緒に作品を作っている姿が見かけられました。
しかし、相手は子どもです。まだまだ教え方やコミュニケーションの取り方が難しい面もあり試行錯誤を繰り返しながらの活動になりました。

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