ジュニア・アドバイザー・先輩からのメッセージ

川島 みな美さん

平成27年3月 芸術学部 デザイン学科 卒業
就職先:テクノアートリサーチ

「夢を現実に」

私は、高校時代に画塾の先生から影響を受け、「プロダクトデザイン」に憧れを持っていました。本学に入学したのも、「モノのデザインを手がける仕事に就きたい」という一心からです。入学してからは授業やプロジェクト活動に取り組む中で、デザインとは「生活を彩るもの」、「人々の生活を支える必要なもの」なのだと改めて実感し、さらにその魅力を感じることができました。そして、決して独りよがりにならないような、社会に貢献できるデザインを目指そうと考えました。

そんな折、福岡の伝統工芸品について学ぶ機会がありました。そこでは、年々需要が減少傾向にあり、存続が危ぶまれている企業もあるとお伺いしました。私は企業とデザイナーがタッグを組み、知名度の向上のお手伝いができたら問題解決に繋がるのではないかと考えました。これが具体的な自分の将来像となり、その将来像に近づくためには様々な体験や学習をし、経験値を積む必要があると考えました。

大学ではプロジェクト型教育を行っているため、その活動に積極的に取り組みました。家具メーカーとの商品開発や、博多織バックの制作、工学部と協力して照明機器の提案など、実際に企業側の目線に立った商品作りやデザイン以外の知識も身に付けることができました。

就職活動においては、芸術学部は履歴書やエントリーシートの他にポートフォリオといわれる、今まで自分が制作してきた作品集を必要とします。このポートフォリオを重要視する企業が大半ですので、完成度の高い作品を載せなくてはなりません。そのため普段から授業課題をしっかり行い、自ら進んでプロジェクトに参加することをお勧めします。プロジェクトに参加すると完成度が高い作品が制作できるほかに、中でも社会人としてのマナーや言葉の受け答えが自然と身に付きます。私の場合もポートフォリオの内容が高く評価され、内定に繋がりました。内定先は、車に日本の伝統工芸品を投影するといった斬新な発想を行う会社です。理想が現実となりました!

最後に、就職活動と聞くとマイナスなイメージを思い浮かべると思います。しかし一度きりしかないイベントだと思って楽しんでください。自然と気持ちに余裕ができて、笑顔で臨めるはずですよ!

先輩からのメッセージ