工学部住居・インテリア設計学科の教員・学生が専門的立場から被災地を考える

 

 工学部住居・インテリア設計学科では、平成28年度熊本地震の被災状況を踏まえ、4月21日(木)から、1〜4年生に対し、特別講義「震災を考える」を4回実施し、延べ約250人が受講しました。

 

 特別講義は、「過去の震災被害と住居の構造」や「パーソナルスペースを踏まえた避難所レイアウト」、「災害時のライフライン」など、普段学んでいる知識や技術を災害対策にどのように役立てるかについて、複数の教員によるオムニバス形式で行われました。

 

 また、教員・学生の有志約40人は、4月23日(土)と4月30日(土)に12時間をかけ、住居およびインテリア設計の専門家として被災地に何が出来るかを議論し、「分かりやすい避難所生活マニュアル、支援活動のアイディア集」を作成することなどを決めました。

 

 避難所生活が長期にわたっている現在、コミュニティづくりやプライバシーの保護が重要な課題となる点に目をつけ、大きなテーブルを置くことで人が集まり会話が生まれることや、ビニールテープを使った通路確保の方法などをアイディア集に盛り込む予定です。

 

 

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