「希望のあかりプロジェクト」は、工学部バイオロボティクス学科と芸術学部デザイン学科の学生グループ15人で、今年5月にスタートしました。
半年を掛け、東北の夏祭り「ねぶた」5基を制作。11月11日(金)〜13日(日)に大分県日田市で開かれたライトアップイベント「千年あかり」で初披露しました。
このプロジェクトは、東日大震災で被災された多くの方々、特に被災地の子どもたちを東北の夏祭り「ねぶた」で励まそうというものです。
きっかけは、ランタンアーティスト三上真輝さん(福岡県古賀市)と学生たちとの出会い。三上さんは青森県出身で山車燈籠「立ちねぷた」の作家です。「被災地のために、ねぶたで何かできないか」と、工学部の榊教授と芸術学部の青木教授に相談。学生たちの提案で「さるかに合戦」のキャラクターの山車燈籠を作って、劇を演じようという計画がまとまりました。
燈籠は、大きいもので高さ約2.5メートル。材木と針金で作った枠組みに和紙を貼って着色。内側から電球で照らします。使用する電力は、自転車による自家発電の仕組みを工学部の学生が考案。古賀市から中古自転車10台の無償提供も受けました。
また、ねぶた像制作の経験があった日田市の市民団体「本町2丁目サンタプロジェクト」から、サルの像作りの協力を得ました。
12月下旬には、被災地の岩手県陸前高田市で、ねぶた像による劇を披露する計画が進んでいます。
※11月22(火)午前10時頃からRKBラジオ生放送予定
プロジェクトにかかわる学生たちが、取材を受ける予定です。