工学部が開発した烏山手すき和紙の照明器具が製品化

 今春、九産大大学院工学研究科建築専攻を修了した吉村祐樹さん(東福岡高校)が中心となって開発した栃木県の烏山(からすやま)和紙を使った照明器具「Hakusai」が商品化され、話題になっています。

 これは、九産大工学部建築学科の小泉隆研究室と栃木県の和紙メーカーが連携して、2008年3月から取り組んできた手すき和紙や木材などを使った新製品開発の成果の一つです。

吉村さんは、ほかにも、屋内で使用される和紙を使った「間仕切り」を開発、烏山市内の子育て施設「里風鈴(りふれ)」に採用されています。
 
 現在、吉村さんはフリーデザイナーとして、烏山和紙の素材を生かしたブックカバー、パスケースなどのデザインも手がけており、和紙だけでなく素材を生かした皮製バックやペンケースの開発にも全力を注いでいます。

 吉村さんは「伝統工芸品として見られがちな<和紙>に<今>を取り入れるよう工夫しています。多くの女性や若者に和紙の良さをしってもらいたいですね。近い将来、福岡でも販売できるよう頑張ります」と意気込んでいました。

■照明器具「Hakusai」販売サイト

デザイナーズ家具インテリアショップ【リグナ】
 ※デザイナーズ家具インテリアショップでは、世界的なデザイナーの照明や家具などと並んで、日本のデザイナーとして紹介・販売されています。

山田建設「Hakusai」販売ページ

九州産業大学のトップページへ