児童・生徒のための芸術教室(小さな芸術家になろう!)

第10回WS あんこで作ろう!!“食べる”アート

実施日:2004.07.25 参加者: 名 (応募 名)

1、ワークショップのはじまり

ワークショップの当日はいつも朝早くから子ども達が美術館に訪れます。
今日も早くから集まって受付をすませてワークショップの開始を待っています。

今日のワークショップはいつものとは違って、色紙ものりもハサミも使いません。
使うのは“あんこ”
今回は“あんこ”を使って和菓子作りにチャレンジします。

2、作る前に…

作業をする前に今回は食べ物を扱うのでエプロンをします。
長い髪もちゃんとまとめて手を洗う事も忘れずに!

ボランティアのお兄さんやお姉さんのいう事を聞きながら子ども達も準備をしていきます。
準備をしながらも子ども達の視線はテーブルの上のあんこ!子ども達もいつもと様子の違う雰囲気に少しドキドキしているようすです。

3、午前中の作業開始!(作業風景1)

みんなの準備が完了したら、いよいよ作業の開始です。

初めに今回のお菓子作り方や道具の使い方をお姉さんから教えてもらいます。
ここで説明をするお姉さん達は、福岡市内六本松にある「和菓子屋 兎月」の白井さんの所へ、一日弟子入り。本格的な和菓子作りを学んできました。

いつもはお店に並んでいるのを見ているだけだったのが、今回は自分の手で作るという事でみんな真剣に説明を見つめていました。
子ども達の視線に少し緊張のお兄さんとお姉さん…。

4、のり不使用!(作業風景2)

お兄さんとお姉さんの説明が終わるといよいよ自分の手で作る番です。
ちょっと不思議な感触“あんこ”に最初は恐る恐る触りだす子ども達。
そのうち、感触に慣れてきたのか見よう見まねに作りだしました。
普段はあまり使う事のない道具にとまどいながらも、きれいに形を整えていくみんな。

やがてテーブルの上には次々あんこで作った「ナデシコ」と「アサガオ」が並びだしました!

5、ハサミも不使用!(作業風景3)

お昼をはさんで午後の作業開始。
子ども達はすっかり“あんこ”の扱いにもなれたようで、午後の作業も順調に進んでいきます。
丸める手つきも鮮やかに、次々創作和菓子を生み出していく子ども達。
形や色にもこだわり色鮮やかで美味しいそうな和菓子がテーブルに並んでいきます!
普段お菓子作りをする女の子もお菓子作りをしない男の子もみんな夢中になって制作をしていました!

6、目指せ!和菓子職人(作業風景4)

作業も終わりに近づくとテーブルの上には色鮮やかな創作和菓子がたくさん!
とても初めて作ったとは思えない位みんな上手に作っています。
木べらを巧みにあやつり気分はすっかり和菓子職人!

和菓子作りが終わると早速試食の準備に取りかかります。
一緒に来ていたお母さんお父さんを呼んでお茶会をします!

そこは和菓子職人。盛る器にもこだわります!
芸術工芸学科の協力を得て、陶器の茶碗を揃えました。

7、お茶会♪

作った和菓子とお茶を用意したらお母さんやお父さんなどを呼んでお茶会の始まりです!
テーブルの上にはみんなの力作の和菓子がたくさん並んでいます。
お味は…もちろん大満足!見本をもとに作った、「ナデシコ」と「アサガオ」にみんながそれぞれ考えて作ったオリジナルの和菓子達。
おいしくないわけありません!

8、まぼろしの一品です!

お店では買う事の出来ないまぼろしの一品をここで紹介!
いかがでしょう?
これは全て子ども達の手作りです。ボランティアの学生達に習いながら、形を整えるまで全て子ども達が行いました。
色も形も全てオリジナル作品です!
お茶会にはこのような作品がテーブルいっぱいに並びました。

ご協力頂いた「和菓子屋 兎月」の白井さん、本当に有り難うございました。

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