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官僚制組織

官僚制組織

カンリョウセイソシキ

「ルールに基づく職務の遂行」、「文書に基づく遂行」、「明確な職務権限の原則」、「階層的な権限体系」、「専門的訓練」、「フルタイム勤務」の6つの要素を兼ね備えた組織。これらの要素により、組織は安定性と効率性を実現することができる。現代の大規模な組織は程度の差こそあれ、ほぼすべてが官僚制組織であるということができる。他方で、この官僚制組織には「手段の目的化」、「最低許容行動」、「顧客の不満足」、「革新の阻害」、「訓練された無能」などの逆機能もある。逆機能はどのようにしても生じてしまうため、その悪影響をいかに小さくするのかが組織のリーダーには問われる。