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漢画

漢画

カンガ

中国絵画のことを指す場合もあるが、中世では中国よりもたらされた絵画、しかも同時代ではなく、過去の宋元代の絵画をもとに日本で描かれた絵画を指す。これには将軍の御物とそれを管理した同朋衆が大きな役割を果たし、同時代の水墨画を中心とした絵画制作やのちの狩野派の展開に大きく寄与した。狩野派の絵画は近世になると漢画とやまと絵を統合したものと位置付ける。