第07回 1日目

今年で7回目を迎える「九州産業大学アートキャンプ」。
九州産業大学美術館と直方谷尾美術館との初めての共同企画となった今回は、「みんなでつくり、みんながつながる」ことをテーマとしています。
その活動内容は、みんなで協力して、ダンボールを使った夢の家を作りあげます。

とことんアートにうちこむ2日間。
どんな夢の家ができあがるのでしょうか？
ドキドキしながらのスタートです!!

今回は例年と異なり、7月の事前交流会(直方谷尾美術館)、9月のアートキャンプ(ふれあいの家北九州)、そして10月の九産大ツアー(九州産業大学)と、1年間をとおして子ども達と関わりつづけることのできるプログラムです。
なお、このプログラムの企画立案、実施運営は社会教育主事課程の学生が行いました。

ついにキャンプ当日がやってきました。
学生達は大学に集合して出発前の確認とバスへ荷物を運び込みます。
雨の中、ダンボールをぬらさないように全員で協力し出発の準備も完了です。
子ども達との合流はもう少しあとになりますが、みんな緊張しているせいか表情がかたいですね……。
円陣を組んで気持ちをひとつに。いざ、ふれあいの家へ!!

リーダー　吉田 和記（工学部物質生命化学科 4年）

ふれあいの家に続々運び込まれていく山ほどの荷物。
子ども達や学生、ボランティアに美術館のスタッフも合わせれば60人分の荷物は、夕食の材料だけでも1人では持ちきれないほど。
これから1泊2日、子ども達と過ごすと考えると楽しみなような、ちょっとばかり不安なような……。

7班　　辻 隆（経済学部経済学科 3年）

学生は入所式の会場作りやそうじ、荷物整理と大忙し。
バタバタとしながらのミーティング。みんなの顔がこわばって緊張しまくり。
学生の不安がつのる中、予定より早く子ども達が到着。予想外の事態に学生はあたふた……。
今年は大丈夫かなぁ。

サブリーダー　　小林 翔（工学部物質生命化学科 4年）

入所式では班に分かれて職員さんのお話を聞きます。
その後、班ごとに自己紹介です。まだ子ども達も学生達も少し緊張しているようですが、7月に行なった事前交流会で出会っていたのでお互いに覚えている様子も見られます。
全員の自己紹介も終わり、いよいよアートキャンプの始まりです！
どんなものができあがるのか楽しみですね。

リーダー　　吉田 和記（工学部物質生命化学科 4年）

バスでの長旅に入所式や荷物運び、子ども達はおなかペコペコ！
お昼ごはんを食べながら、お姉さんやお兄さん達との会話もはずみ、班ごとの親ぼくが深まります。
緊張もほぐれ、心地のよい時間が過ぎていきました。

5班　　佐古 千紘（芸術学部デザイン学科 3年）

楽しいお昼ごはんのあとは、みんなで夢の家の設計図を作ります。
それぞれの班の学生が、設計図作りのポイントを子ども達に話しています。
色とりどりのペンを使って、みんな一緒に自由にアイデアを出していきます。
おかしの家や、木の家……、どんな家にしようかな？

2班　　小山 千尋（芸術学部美術学科 3年）

班のみんなで考えた夢の家！設計図を見せながら発表です。
緊張している子、早く作りたくてソワソワしている子、堂々と発表している子と様々です。
どんな家ができあがるのか楽しみですね！

1班　　石丸 翔子（芸術学部美術学科 3年）

大きさもすべて違うたくさんのダンボール達。みんなの手でどう変わっていくのでしょうか。
ワクワクしながら班ごとに輪になって、いよいよ制作です。
すぐに活動に入る班、役割を決めて進めていく班、それぞれ個性が出ていますね。
使ったことのない道具達に、はじめはみんなとまどい気味でしたが、活動していくうちにどんどん慣れてきたようです。
笑い声のたえない楽しい時間になりました!!

サブリーダー　　時津 明日実（芸術学部デザイン学科 3年）

設計図をもとに着々と制作する子ども達。中間発表では新たなアイデアがうまれた夢の家作りの発表です。
緊張ぎみの子も一生懸命な子もみんなひとつになり自分達の作品をおひろめしています。

5班　　佐古 千紘（芸術学部デザイン学科 3年）

1日目の作業が終わり、夕食のカレーの時間です。隣のキッチンからカレーのにおいがすると、子ども達の喜びの声もちらほら。班で作ったイスやテーブルを利用して食べる姿もあり、見ていて本当の家で食事しているような感じがしました。

3班　　山本 篤（経済学部経済学科 3年

1日目のアートキャンプを終え、子ども達はくたくたかと思えば元気はつらつ、笑顔満点!!
お姉さんお兄さんとはしゃいだり、まくら投げをしたり。
笑顔がたえない就寝準備となりました。

5班　　佐古 千紘（芸術学部デザイン学科 3年）