子どもアートキャンプ

第04回 1日目

日時:平成20年8月21日(木)〜22日(金)
場所:笠原東交流センター『えがおの森』(旧笠原東小学校)

概要

4回目をなる今回のテーマは、「みたい・ききたい・しぜんのこと」。
もとは学校であった場所を利用して、同年代の友達や大学生のお兄さんお姉さんと共に地域住民との交流や自然のままの食材を知ることなどを通して、現在の生活では感じることが難しくなった『自然』を体験することを目的としたプログラムとなりました。

1、集合

平成20年8月21日(木) 天気:晴れ 場所『九州産業大学正門』・『羽犬塚駅』

AM9:30九州産業大学出発のところ、保護者の方々やボランティアの協力もあり、予定より15分早い出発となった。途中、広川P・Aにてトイレ休憩の後、子ども達18人、ボランティア・美術館スタッフ・28名、総勢46名のアートキャンプがスタートした。
バスの中では、8月7日にあった事前交流会のこともあり、子どもたちは2週間ぶりに会う仲間や、班のお兄さん・お姉さんと「おしゃべり」をし、和やかなムードで目的地へと向かった。

サブキャップ 後藤真由美

2、えがおの森到着!!

午後12時頃、えがおの森に到着。
ひとまず、荷物を持ったまま校舎の隣にある神社前に集合。
この施設の管理人の松尾さんにあいさつをする予定だったが、当人は忙しく、この時間に来ることができなっかたようなので代わりに緒方隊長を松尾さんに見立てて、入所式を行った。
みんな長時間のバスの移動で疲れているようだったが、事前交流会を行ったこともあって子ども達と学生ボランティア達はお互いをアダ名で呼び合ったりして仲良くやっていた。
また、班の中だけで仲良くなるのではなく、他の班の人達も混ざって話したりしていたので、全体が一つになっていっていくような気がした。

総括キャップ 荒木健佑

3、空いた時間に何しよう?

お昼ご飯はみんなで外で食べました。それから、みんなで部屋の掃除。

今日は夕方から地域の人を招いてガーデンパーティーをします。
パーティーの準備に取りかかるにはまだ時間があります。
さて、空いた時間に何しよう?みんな部屋に集まって緊急ミーティング。

「川で遊びたい!」という意見が飛び出しました。
事前交流会での川遊びがよほど楽しかったのかな?今日は川の水がとっても冷たいよ。
「じゃあ、学校の周りで自由に遊ぼう!」

グラウンドでサッカーをしたり、一輪車に乗ったり、校舎を探検したり、小川に足をひたしてひんやりしたり、子どもも大人も思いのままにのんびり時間を過ごしました。

サブキャップ 本田大樹

4、メッセージカードづくり

さて、そろそろガーデンパーティーの準備にとりかかろう!
まずは「メッセージカードづくり」です。みんなそれぞれ好きな色の画用紙を選びます。
パーティーに来てくれた地域の人へのメッセージを画用紙に書きます。

どんなこと描いたら来てくれた人が喜ぶかな?お兄さんお姉さんたちも、子どもたちといっしょに考えます。
「ようこそ、ガーデンパーティーへ」
「来てくれてありがとう」
「WELCOME!」
自分たちの大切な言葉のまわりは、色ペンや折り紙で飾りつけします。

できたカードはテーブルマットの下にはさんで、席についたお客さんに見てもらうようにしました。

サブキャップ 本田大樹

5、だご汁作り 場所『調理室』

ガーデンパーティで食べる「だご汁」の作りに挑戦!
子どもたちには団子の生地作りと、団子ちぎりをしてもらいました。
生地つくりでは、子どもたちが丹精こめて作る姿に、ムラの女性会(婦人会)の方々も笑みを浮かべ(感心し)、真剣に指導している姿が見受けられました。
また、団子の生地を伸ばしながらちぎるのは、意外と難しく、苦戦している子どももいました。しかし、子ども18人それぞれが作った大小・形さまざまな団子は全員で作った「最高傑作」となりました。

サブキャップ 後藤真由美

6、ガーデンパーティー

みんな手を合わせて……「いただきまーす!!」おいしい、おいしい、ガーデンパーティーのはじまりです。

食卓には、みんなでつくっただんご汁が湯気を立てています。
子どもたちも、お兄さんお姉さんも、とってもおいしそうな笑顔で、だんご汁をすすり、おにぎりをほおばっていました。

食事をつくってくれた女性会の方々や、管理人さんもいっしょに食卓を囲みました。
「だんご汁おいしい?」
「どこから来たの?」
「おかわりたくさんあるからね」
小学生、大学生、地域の人、美術館スタッフ、みんなでおいしい夕食を囲んで団らんしていると、だんだんと日が暮れていきました。

サブキャップ 本田大樹 

7、見上げてごらん…

お風呂に入り、就寝準備をすませて、みんなで星空観察に出かけた。
街頭もない真っ暗な山の中、校舎から運動場へと向かい、そこに大きなブルーシートを広げた。みんなで仰向けになって眺めた満天の星空はキレイだった。
心配されていた雨も降ることなく夜空が見ることができて良かったと思う。
みんなには悪いが、私は「星空」よりもその帰りのグランドから校舎への上り坂の途中、ふと振り返った時に見えた「満月」が印象に残った。みんなごめん…

総括キャップ 荒木健佑

8、とりあえず…

…1日目、お疲れさまでした!!
もう始める前は不安で不安でしょうがなかったですが、なんとか1日目終了です。
子ども達を寝かせて午後10時すぎ、学生ボランティアとキャップ・美術館スタッフ・緒方隊長で集まり、1日の反省会を行いました。
みんなかなり疲れた表情でしたが、一人一人の1日をふりかえりました。
各々の1日の感想を発表して2日目の起床時間を確認し、反省会は終了。
その後は各自寝るなり・雑談するなり、自由解散となりました。
何事も計画通りに進まないということを改めて知りました。
しかし、結果的に全体の時間の流れがゆったりした調子で進んで良かったなと思いました。

総括キャップ 荒木健佑

子どもアートキャンプ