DEPARTMENT

キミはどの学科・専攻で芸の術を身につける?
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工芸デザイン専攻

金属工芸・陶芸・染織を軸として素材の性質や技術、
技法を学び現代的用の美を追求する。

工芸デザイン専攻では、伝統的な工芸から現代的な立体造形まで、現代の社会及び生活空間において美の創出に係わり幅広く活躍できる人材を養成します。工芸の様々な素材や技術・技法に関する専門知識と、芸術的感性を養い、基礎力・応用力(構想を練り上げる力・素材の性質への理解・技術や技法の修得・セルフプロデュース力)の修得を目的に、現代社会のニーズに合った実践的な教育を展開し、次世代のものづくりに柔軟に対応できる工芸デザイナー、クリエイターを育成します。

学びのキーワード

金工 / 陶芸 / 染織 / 漆 / ガラス / ジュエリーデザイン / セラミックデザイン /  テキスタイルデザイン

コア科目

工芸デザイン概論

工芸分野の中で金属工芸・陶芸・染織を中心とし、「用の美」として日本で発展してきた意匠と表現を学びます。日本と海外、アートやデザインとの差異を工芸作品の中に探し、表現の多様性に触れ、感性を高めていきます。

漆芸実習A・B

人々の日常生活において古くから馴染みのある漆器の、下地塗りから黒塗り艶仕上げの基本工程と、漆の接着力から発展した蒔絵(まきえ)、螺鈿(らでん)などの技法や、色漆を使った変わり塗りなど、多彩な加飾表現を学びます。技法や工程を修得する中で、素材を知り、その奥深さや魅力を経験します。 

取得資格

中学校教諭1種(美術) / 高等学校教諭1種(美術・工芸) / 司書 / 学芸員 /  社会教育主事 など

将来の進路

美術・工芸作家 / ジュエリーデザイナー / テキスタイルデザイナー /  セラミックデザイナー / 工芸デザイナー / 美術・工芸系教員 / 学芸員 など

学生

興味のあることすべてに挑戦できる環境がある

  • 岩隈 可純Kasumi Iwaguma4年生
  • 九州産業大学付属九州高等学校卒業

幼い頃から芸術が好きで高校から芸術学科に進学。大学ではより施設・設備が整った環境で学びたいと九芸を志望しました。私が専攻する陶芸では電気窯はもちろん、薪で焼く柿右衛門様式の窯も使用できます。伝統的な製法から生まれる作品の味わいを体感することで、作陶への思いがより深まりました。一方でPCでの画像処理やキャリア形成の授業もあり、総合大学の学びの幅広さを実感。視野も広がり、学芸員の資格取得にも挑戦できました。卒業後は大学院進学を希望。その後はモノづくりに関わる仕事をしたいです。私はモノをつくるということは、人に使ってもらうことが最終ゴールだと考えています。そのゴールで人を喜ばせたり、幸せにしたりできればうれしいですね。今振り返ると、大学生活は入学からあっという間で、充実しているからこそ短く感じます。卒業まで全力疾走で、失敗してもすべてを経験としてとらえて、学生らしく挑戦を続けていきたいです。