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カウンセリングへの招待

人間科学部 臨床心理学科
学びのキーワード
  • コミュニケーション
  • 人間関係
  • 対人援助
  • 人間形成
  • 強み&弱み
  • 心理

講義ポイント①

カウンセリングってなんでしょう?

カウンセリングは人の話を聴くことです。でも人の話を聴くってどういうことでしょうか?カウンセリングで行われている聴き方は、意外と知られていません。車の免許を持たない人たちも運転の仕方はなんとなくわかります。それは日常生活の中で見る機会があるからです。でもカウンセリングルームで行われているカウンセリングを見ることは、カウンセリングを経験した人以外、知ることはありません。また日常生活の中でカウンセリングっていう言葉を聞くこともありますが、臨床心理学科で学ぶ聴くとは違います。英語のカウンセリングという言葉は「共に考慮すること」っていう意味があります。

講義ポイント②

一緒にパズルを組み立てていきます

私たちの周りには親や兄弟、お友達、学校の先生、いろいろな人たちがいます。困った時に相談に乗ってもらうと、「〇〇したら良いよ」とか「〇〇の方が向いているよ」などと言われ、どうすれば良いのか分からなくなってしまうことがあります。そして心の中がごちゃごちゃになってしまった経験はないでしょうか。カウンセリングではカウンセラー(相談を聴く人)とクライエント(相談に来る人)が一緒にクライエントのごちゃごちゃになった心はまるでバラバラのパズルのピースのようです。クライエントはカウンセラーに話をしていく中でピースを手に取り、時には自分で組み立てていき、時にはカウンセラーに手伝ってもらいながら組み立てていき、心の中にあるパズルを完成させていきます。

講義ポイント③

カウンセラーが大切にしていること

カウンセラーはいくつか大切にしていることがあります。否定をしないで話を聴くこと、話しやすい関係を作ることなどです。クライエントの話を否定することなく、受け止める努力をカウンセラーはしています。もし受け止められないようなことを言われた時は、無理には受け止めず、その難しく感じたことを時にはクライエントに伝えたりもします。カウンセラーはクライエントに話をしてもらわないと、何をどのように考え、悩んでいるのかがわかりません。そのため、話しやすい関係を作る努力をしています。

人間科学部 臨床心理学科

三國 牧子 先生
専門:カウンセリング
  • 講義内容がめざすSDGs