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栄養と健康・疾患の関係~食生活が私たちの身体に与える影響を考えてみよう~

生命科学部 生命科学科
学びのキーワード
  • 栄養
  • 栄養素の働き
  • 健康
  • 生活習慣病
  • 食品
  • 食生活

講義ポイント①

栄養素の役割

私たちが日頃摂取する食品には、栄養素を供給する一次機能、感覚に作用し食欲を増進させる二次機能、体の調子を整え健康を維持・増進させる三次機能があります。栄養素とは、私たちが生命活動を営むために身体が必要とする成分のことで、炭水化物、脂質、たんぱく質、ミネラル、ビタミンの5種類があります。各栄養素は、エネルギー源、身体の構成成分、身体の機能調節という役割を果たしていて、どの栄養素も私たちの身体にとって重要です。

講義ポイント②

疾病および栄養素摂取量の年次推移

この50年の間に日本人の平均寿命は約15歳延び、世界的に見ても長寿国です。しかし、長寿化に伴い、死亡原因として悪性新生物 (がん) が増えました。一方、エネルギー (摂取カロリー) や栄養素の摂取量を見てみると、日本人の食生活の欧米化などに伴って変化したものもありますが、意外と変化していないものもあります。

講義ポイント③

食生活と生活習慣病の関係

食生活は病気の発症と関係が深く、生活習慣によって引き起こされる病気を生活習慣病といいます。例えば、動物性たんぱく質の摂取不足や食塩の過剰摂取は脳出血と、動物性脂肪の過剰摂取は心筋梗塞と関係していることが知られています。日本人の食生活の変化は、発症する生活習慣病、さらには死亡原因にも大きく関わっています。

生命科学部 生命科学科

高杉 美佳子 先生
専門:生命科学
  • 講義内容がめざすSDGs