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第35回九州産業大学美術館所蔵品+展 「巴里、ルオー、ザッキン。」 + 「元倉眞琴 集まって住む」

2025年4月1日(月)〜5月25日(日) 月曜日休館 ※休館日 4月29日(火)、5月3日(土)〜5月6日(火)

開館時間:午前10時―午後5時(入館は午後4時30分まで)※金曜日は午後7時まで開館

入館料:一般200円、他⼤学⽣100円 ⾼校⽣以下・65歳以上無料 九州産業大学、九州産業大学造形短期大学部の学⽣・教職員無料 福岡ミュージアムウィーク2025期間中(5月17日〜5月25日)無料

会場:九州産業大学美術館展示室 1階「巴里、ルオー、ザッキンーボヘミアンたちの街」 2階「元倉眞琴 集まって住む」

主催:九州産業大学、特定非営利活動法人 建築文化継承機構/JIA-KIT建築アーカイヴス

後援:福岡市、福岡市教育委員会、(公財)福岡市文化芸術振興財団、朝日新聞社、西日本新聞社、毎日新聞社、読売新聞社

関連イベント: (1) アート・トーク 「モンパルナスのエコール・ド・パリ」  日時=2025年4月25日(金)17時40分~19時00分 無料、予約不要 場所=九州産業大学15号館101教室 講師:井上友子(九州産業大学芸術学部教授・西洋美術史) (2)アート・トーク  「元倉眞琴のまなざし―人、街、環境」  日時=2025年5月16日(金) 17時40分~19時20分 無料、予約不要  場所=九州産業大学15号館101教室 登壇者:高橋真奈美 (株式会社プラネットワークス代表取締役、建築家) 聞き手:栗田 融(九州産業大学芸術学部長・教授) (2) アート・トーク 「建築がもたらす共同体と孤独」  日時=2025年5月24日(土)14時00分~15時30分 無料、予約不要 場所=九州産業大学15号館102教室 講師:長島明夫(出版編集・評論、『建築と日常』発行)

 本展は、《巴里 ルオー、ザッキン−ボヘミアンたちの街―》と《元倉真琴 集まって住む》という、二つのパートからなっています。二つを結ぶのは「つながり」というテーマです。 

 20世紀初頭のパリ市、セーヌ右岸のモンマルトル、左岸のモンパルナスには、フランスだけでなく世界各地から集まった、沢山の若い芸術家たちが暮らしていました。これらの界隈で、彼ら、彼女らは20世紀芸術の新たな地平を切り拓く創作を繰り広げます。孤独で貧しく無名な芸術家たちの営みをいつも支えたのは、「蜂の巣」や「洗濯船」といった集合アトリエ兼住宅、そしてモンマルトル、モンパルナスの街でした。《巴里 ルオー、ザッキン−ボヘミアンたちの街―》のパートでは、本学の所蔵品から、「洗濯船」にかつて住んだアンリ・マティス(1968-1954)や藤田嗣治(1886-1968)の版画、「蜂の巣」に住んでいたオシップ・ザッキン(1888-1967)の連作版画、モンパルナスに長年暮したアルベルト・ジャコメッティ(1901-1966)のドローイング、そして同時代のパリで活躍したジョルジュ・ルオー(1871-1958)の連作版画、及びルオーのよき理解者だった高田博厚(1900-1987)の彫刻作品などを紹介します。

 本展後半、《元倉真琴 集まって住む》のパートでは、空間・建築・都市など広範なフィールドにわたった建築家・元倉真琴(1946-2017)の業績をたどります。彼は、そこに暮らす人々の日常を観察、丹念なリサーチに基づいて、戸建ての住宅、集合住宅や都市建築など、数多くのプロジェクトを手がけました。元倉はつねに、人々のありかた=「集まって住む」ことをめぐる根本的な問いをもって、制作を続けました。このパートでは、元倉のダイナミックな思考の軌跡を、手書きの図面や日常を描いた様々なスケッチなどをまじえ、浮き彫りにしていきます。

○会  期   2025年4⽉1⽇(火) 〜 2025年5⽉25⽇(⽇)

       (毎月曜日、4月29日(火)、5月3日(土)〜6日(火)は休館  

R7所蔵品+展
「巴里、ルオー、ザッキン」+「元倉眞琴 集まって住む」 (ポスター画像の無断転載はご遠慮ください。)