アドミッション・ポリシーの解説Admission Policy

生命科学部 生命科学科

学科の専門(教育研究)と社会背景(問題)との関係

生命科学部生命科学科では、生命の仕組みや物質の性質を基盤に、応用化学、生命科学、応用生物学、食品科学の4つのコースで専門的な教育研究を行っています。これらの学びは、単なる学問の探究にとどまらず、現代社会が直面するさまざまな課題の解決にも直結しています。

  • 1.応用化学コースでは、化学物質や材料の性質を理解し、新素材や診断薬の開発、環境対応技術の創出などに取り組みます。これにより、化学の知見を社会に応用し、地球環境の保全や持続可能なエネルギー利用、そして生活の改善といった課題の解決に貢献します。
  • 2.生命科学コースでは、遺伝子や細胞の仕組み、生命現象の分子レベルでの理解を深め、疾病の予防・治療やバイオテクノロジーの応用を目指します。これにより、医療の発展や健康寿命の延伸といった社会的ニーズに応えます。
  • 3.応用生物学コースでは、動物、水産生物、植物、微生物といった生物資源を活用した技術開発を行います。新品種の育種、機能性物質の探索、生物の仕組みの解明などを通じて、生物資源の有効活用や環境浄化、農業生産の効率化、新規機能性製品の創出に取り組みます。これにより、持続可能な社会づくりや生活の改善、環境保全などの課題の解決に貢献します。
  • 4.食品科学コースでは、食品の安全性・機能性・加工技術に関する研究を行い、健康増進や食品産業の発展に役立つ知見を提供します。食品ロスの削減や高齢化社会に対応した栄養改善などに取り組みます。これにより、社会の健康向上や生活の改善、持続可能な食の確保といった課題の解決に貢献します。

本学科の教育研究は、これらの専門分野を横断的に統合することで、現代社会が抱えるし素材・環境・健康・食といった課題の理解と解決に貢献することを目指しています。

アドミッション・ポリシー

生命科学部生命科学科は、次の能力・意欲を持った人材を積極的に受け入れる。

  • 1.専門分野を学ぶ上で必要となる理科、数学、国語、英語等の基礎学力を有する人
  • 2.化学又は生物学領域の専門分野に興味があり、知識や技術を活かして社会に貢献したいと思っている人
  • 3.広い視野と公平・公正な判断力を養うために、幅広い学問領域についても学習する意欲のある人
  • 4.学内外の様々な活動に対して、協調性を持ちながら積極的に取り組むことのできる人

解説

  • 知識・技能
    「何を理解できるのか、何ができるのか」

    高等学校の教育内容を幅広く学習しており、特に理科(化学・生物)、外国語、数学、国語について高等学校卒業相当の基礎知識を有し、それらの基本的内容を理解している人

  • 思考力・判断力・表現力
    「理解していること・できることをどう使うか」

    生命科学科で得た高度な専門的知識・技術などについて評価・改善する力を有し、様々な課題解決のための構想および仮説を立て実践し、実生活の様々な場面で応用し、社会に貢献できる人

解説
  • 主体性
    「学びに向かう力・人間性等の涵養」

    生命科学科への進学意欲、学修意欲を持ち、本学で身に付けた幅広い専門的知識・技術と応用力を将来のキャリアにつなげるビジョンを持ち、主体的に行動できる人

高等学校段階までに培ってほしい力

①高等学校の教育課程を幅広く修得している。

②入学前に身につけておくと学習がよりスムーズになる基礎力として、以下の内容を高校段階で培ってほしいと考えています。

1. 化学
物質の構造や性質、化学反応の基本を理解する力、酸・塩基、酸化・還元、溶液の計算など、基礎的な計算力

2. 生物
遺伝、細胞、代謝、進化、生態など、生物学の基礎概念を理解する力、生命現象のしくみを論理的に説明できる力

3. 数学
高校数学の基礎(代数、関数、統計、微積分の基礎など)を理解し、データの解析に応用する力

4. 英語
科学文献や授業資料を理解するための基礎的な英語力(目安:英検3級程度)

5. 国語
読解力を身につけ、文章の論理構造を理解する力

③安心・安全な社会をつくることを望み、その為に化学と生物を学び、その知見を利用したいという意欲がある。学校でのグループ学習、課外活動やボランテイア活動等の経験があり、他の人たちと協力しながら、課題をやり遂げることができる。

生命科学部

教育・研究・社会貢献の特色とアドミッション・ポリシーの動画