アドミッション・ポリシーの解説Admission Policy

経済学部 経済学科

学科の専門(教育研究)と社会背景(問題)との関係

現代の日本社会は、人口減少と少子高齢化という構造的課題に直面しています。さらに、インフレや所得格差の広がりが暮らしに不安をもたらし、経済のグローバル化の進展やAIの発達は仕事や産業のあり方を根本から変えつつあります。こうした課題は単なる問題ではなく、次の時代を担う若い皆さんが挑戦できる新しいフィールドでもあります。

経済学部では、私たちの身近な地域が直面する人口減少や産業構造の変化にも目を向けています。地域社会の実情に関心を持ち、そこから得られる学びをもとに、社会全体の課題解決に生かせる力を養うことを大切にしています。過去の経験から学びつつ、変化の大きい現代社会に対応できる分析力と行動力を育成し、未来を自ら切り拓く力を身につけていきましょう。

アドミッション・ポリシー

経済学部では、次の意欲と能力を持った人材を積極的に受け入れる。

  • 1.入学前に経済学を学ぶ上で必要な基礎学力を持ち、大学での学修に、主体的に取り組もうとしている人
  • 2.社会経済に関して幅広い関心を持ち、経済問題について説明できる人

解説

  • 知識・技能
    「何を理解できるのか、何ができるのか」

    高等学校の教育内容を幅広く学習しており、地域社会や日本ならびに世界の経済に幅広い関心を持ち、経済学を学ぶために十分な基礎学力を有している人

  • 思考力・判断力・表現力
    「理解していること・できることをどう使うか」

    経済学部で得た知識や資格を生かして、地域社会に貢献したり、グローバルに活躍したいと考えている人

解説
  • 主体性
    「学びに向かう力・人間性等の涵養」

    経済学部への進学・学習意欲を持ち、本学で身につけた知識や資格を将来のキャリアにつながるよう、積極的に行動できる人

高等学校段階までに培ってほしい力

経済学の根幹をなす経済理論では、人々の行動原理や現代の経済社会を説明するために必要な専門用語を数多く学習します。それらの定義や使い方を理解するためには、高いレベルでの読解力(国語力)が必要になります。また、理論を論理的に展開するためにしばしば数学が用いられます。経済学部では、経済数学という科目も提供していますが、高校の時から方程式の解法や微分積分といった分野を中心に数学の勉強にも力を入れてください。

経済学部では、経済理論以外にも、経済思想や経済史、地域社会、海外事情といった幅広いトピックを扱う科目が用意されています。これらは現代社会の形成を理解するために必要不可欠な知識であり、より良い社会を実現するために解決すべき問題を見つけることに役立ちます。高校時代から地理歴史、公民を重点的に学習しておくと、これらの科目の理解がより深まります。

経済学部

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