アドミッション・ポリシーの解説Admission Policy

芸術学部 生活環境デザイン科

学科の専門(教育研究)と社会背景(問題)との関係

私たちの暮らす環境は自然災害、感染症、公害、環境変動の他、新たな技術などの影響も受け日々変化していますが、どのような時でも人々は豊かな心を持って楽しく生活したいと願っています。私たちの暮らしに目を向けると、衣服、アクセサリー、携帯電話、食器、家具、電気製品、自転車、自動車、住宅、飲食店、物販店、劇場、映画館など、あらゆる「モノ」や過ごす「場」が私たちの日常や非日常生活を支え、彩っていることに気づくはずです。これらすべてが「生活環境デザイン」の対象になります。ただし、便利な生活が豊かな生活とは限らず、現代では持続可能な生活環境の構築が求められています。そこで、生活環境デザイン学科では、私たちの暮らしを見つめ様々な課題を発見し、その暮らしをより良くするためのデザインを学び、社会と積極的に関わり貢献できるデザイナーの育成を目指しています。そのため、企業や地域と連携し課題解決のプロセスを実践的に学ぶ機会を設けています。

アドミッション・ポリシー

生活環境デザイン学科は次の能力資質を持った人を積極的に受け入れる。

  • 1.工芸、プロダクト、空間演出それぞれのデザインに興味があり、創作意欲のある人
  • 2.伝統的なモノづくりや新たなモノづくりの技術・技法や考え方を探求する人
  • 3.人間の生活環境を多面的に考察し、自分の考えをまとめることができる人
  • 4.生活環境分野のクリエイターを目指している人

解説

  • 知識・技能
    「何を理解できるのか、何ができるのか」

    高等学校の教育内容を幅広く学習しており、工芸、プロダクト、空間演出それぞれのデザインを学ぶために十分な基礎力を有している人

  • 思考力・判断力・表現力
    「理解していること・できることをどう使うか」

    生活環境デザイン学科で得た高い造形力・構成力や、人間の生活環境を多面的に考察し、自分の考えをまとめる力等を実生活の様々な場面に活用したり、様々な課題解決のための構想を立て実践し評価・改善する力を有している人

解説
  • 主体性
    「学びに向かう力・人間性等の涵養」

    生活環境デザイン学科への進学・学修意欲を持ち、本学で身に付けた伝統的なモノづくりや新たなモノづくりの技術・技法や考え方を探求する力を将来のキャリアにつなげるビジョンを持ち、主体的に行動できる人

高等学校段階までに培ってほしい力

本学科では、「工芸デザイン」「プロダクトデザイン」「空間演出デザイン」の3つの専攻を設け、心地よい「暮らしの時間」を生み出すために、「暮らしを支えるモノ」「暮らしを彩るモノ」「暮らしを支える場」「暮らしを彩る演出」のデザインを学ぶため、制作工房を使った授業や各種企業と連携した授業など実践的な科目を開講しており、多種多様な課題に取り組みます。まずは多くの事柄に興味を持つことが、生活環境デザインを学ぶ入口になります。高校では国語、英語、数学等の様々な教科や科目を通して幅広く学んでください。芸術の教科においては基礎をしっかり学ぶとともに、日々の暮らしの中で多くの作品に触れること、自然を体感すること、多種多様な人と対話をすること、様々な経験をすることを心がけ、豊かな感性や表現力を磨くよう努めてください。生活環境デザイン学科は、あらゆる事に関心を持ち、感動できる心、行動できる力を持った人を求めています。

芸術学部

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