アドミッション・ポリシーの解説Admission Policy

芸術学部 ビジュアルデザイン学科

学科の専門(教育研究)と社会背景(問題)との関係

「ビジュアルデザイン」とは、人々に視覚的に情報を伝達するためのデザインです。現代は高度情報化社会の時代にありますが、人々の暮らしは、昨今の疫病・自然災害等のネガティブな影響や、新しい技術等によるポジティブな影響を受けながら、日々変化しています。今後は、人々の交流がオンラインの交流も含めグローバルなものへと変化し、様々な方法によってますます盛んになるでしょう。このような社会では、情報の過多と多言語によるコミュニケーションが問題となります。ビジュアルデザインは、これらの諸問題に対して、視覚伝達による非言語コニュニケーションの方法を提案することで、人々に見ただけで理解できるデザインを提示し、メッセージを発信することができます。そのような意味で、本学のプロジェクト型教育は、他学部・学科の学生や地元の企業・公共団体等と共同でプロジェクトを行うことにより、課題の発見や問題解決のプロセスを学びながら実践的なデザイン制作を行うことで、主体的かつ総合的なデザイナーの育成に繋がっています。

アドミッション・ポリシー

ビジュアルデザイン学科は次の能力資質を持った人を積極的に受け入れる

  • 1.ビジュアルデザインに興味があり、創作意欲のある人
  • 2.社会におけるビジュアルコミュニケーションの機能や役割を探求する人
  • 3.ビジュアルデザインを多面的に考察し、自分の考えをまとめることができる人
  • 4.グラフィックデザインやイラストレーター等のクリエイターを目指している人

解説

  • 知識・技能
    「何を理解できるのか、何ができるのか」

    高等学校の教育内容を幅広く学習しており、ビジュアルデザインを学ぶために十分な基礎力を有している人

  • 思考力・判断力・表現力
    「理解していること・できることをどう使うか」

    ビジュアルデザイン学科で得た高い編集力・伝達力や、ビジュアルデザインを多面的に考察し、自分の考えをまとめる力等を実生活の様々な場面に活用したり、様々な課題解決のための構想を立て実践し評価・改善する力を有している人

解説
  • 主体性
    「学びに向かう力・人間性等の涵養」

    ビジュアルデザイン学科への進学・学修意欲を持ち、本学で身に付けた社会におけるビジュアルコミュニケーションの機能や役割を探求する力を将来のキャリアにつなげるビジョンを持ち、主体的に行動できる人

高等学校段階までに培ってほしい力

ビジュアルデザイン学科は「グラフックデザイン専攻」「イラストレーションデザイン専攻」の2つの専攻があり、それぞれの専攻はお互いが関連し合うことによって成立しています。そのため各専攻では、それぞれの専門性を重視しながら、幅広いデザイン表現を学ぶ必要があります。本学科の授業では、多様な科目を履修することで、将来の仕事に繋がる感性を養うことができます。また表現技術については、アナログとデジタル双方を用い、実習・演習を中心とした授業を通して実践的に学ぶことを重視しています。皆さんには、芸術やデザインに関心があることはもちろん、高等学校の国語、英語、数学等の様々な教科や科目から幅広い知識を学んでください。また、芸術の教科においては基礎をしつかりと学び、様々な作品から刺激を受けることで感性や表現力を豊かにしてください。知識と感性を持ち、作品を世界に送り出すことのできる積極性とチャレンジ精神と、何事にも粘り強く取り組むことのできる行動力と持久力が最も大切な力です。

芸術学部

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