アドミッション・ポリシーの解説Admission Policy

地域共創学部 地域づくり学科

学科の専門(教育研究)と社会背景(問題)との関係

我が国の社会状況を見ると、2050年に総人口が1億人を割り込む一方で、65歳以上の人口が2025年には総人口の約3割を越える見込みです。これに関連して、コミュニティの弱体化、人材不足、産業経済活動の停滞、公共交通の存続困難などが顕在化し、コミュニティを維持することが危ぶまれている地域が増えています。

地域には独自の生活様式、即ち個性があります。長い間に伝承されてきた地域文化は社会的遺産であり、我が国の共通の財産です。今後、地域に最も適合する「伝統文化」の活用方法を、地域社会全体で見つけ、見つめ直していくことが重要です。特にコロナ禍で地方回帰が再燃し、地方移住に関心を持つ人が増えている今、地域行政(地方公務員)や地域活性化、地域づくり分野の担い手に必要な専門知識、熱意と行動力のある人材の育成が急がれます。

アドミッション・ポリシー

大学及び地域共創学部のアドミッション・ポリシーに基づき、地域づくり学科のアドミッション・ポリシーを以下のとおり定めている。地域づくり学科では、上の要件に加え、次の意欲を持った人を受け入れる。

  • 1.地域の活性化や振興に興味があり、学習意欲が高い人
  • 2.地域の人々との協同活動に不可欠な、コミュニケーション力を身につけたい人
  • 3.自らの意志で積極的かつ頻繁に地域に足を運ぶことをいとわない人

解説

  • 知識・技能
    「何を理解できるのか、何ができるのか」

    地域づくり学科では地域の課題を多面的に解決にするために必要な行政学、法学、経済学、経営学、社会学、歴史学、農学や文化芸術といった多様な分野を学ぶことから、高等学校の教育内容を幅広く学習しており、地域に関連する知識・技能等を学ぶために十分な基礎学力を有している人を求めます。

  • 思考力・判断力・表現力
    「理解していること・できることをどう使うか」

    地域づくり学科ではゼミナールなどの少人数制による密度の高い講義を行い、地域に関する深い知見と課題解決力を修得し、理論と実践を深めます。この地域に関連する知識・技能等を実生活の様々な場面に活用したり、地域が直面する様々な課題を解決したりするための構想を立て実践し、評価・改善する力を身につけ、積極的に社会で活躍したいという意欲を持つ人を求めます。

解説
  • 主体性
    「学びに向かう力・人間性等の涵養」

    地域づくり学科への進学・学修意欲を持ち、本学で身に付けた地域の課題を探る社会調査力と実践的解決力など地域に関連する知識・能力を将来のキャリアにつなげるビジョンを持ち、自らの意思で積極的かつ頻繁に地域に赴くなど主体的に行動できる人を求めます。

高等学校段階までに培ってほしい力

地域づくり学科では、地域の課題を多面的に解決するために必要な行政学、法学、経済学、経営学、社会学、歴史学、農学や文化芸術といった多様な分野を学びます。さらに、ゼミナールなどの少人数制による密度の高い講義を行い、地域が直面する様々な課題を解決するための構想を立て実践し、評価・改善する力を養います。地域に関心を持ち、主体的な行動に必要なスキルや知識を意識することが重要です。

高等学校の学習においては、基本的な科目全般にわたって基礎学力を充実させるとともに、自らが興味関心を持ったテーマに対して粘り強く取り組んでいく姿勢でいることが大切です。入学後の学びの中で地域やコミュニティビジネスを盛り上げる多様なプロジェクトに参加することが多くありますが、高等学校段階までに培ったこれらの姿勢や力は大学での学びに生かされ、さらに大きく成長する基盤となります。

地域共創学部

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