
編集的技法と思考の実践と研究
ソーシャルデザイン学科 企画デザイン専攻
桜井 祐Yu Sakurai
担当科目
ソーシャルデザイン概論、言葉と編集、企画デザイン演習、QUEST演習、企画デザイン研究、卒業研究Ⅰ・Ⅱ など
プロフィール
編集者。1983年兵庫県生まれ。2008年大阪外国語大学大学院言語社会研究科国際言語社会専攻修了。2017年クリエイティブディレクションを中心とするTISSUE Inc. / 出版レーベルTISSUE PAPERSを設立。紙媒体やウェブ媒体のほか、伝統工芸、美術館、アートプロジェクトなど幅広い領域において企画・編集・ディレクション・キュレーションを行う。共著に『新世代エディターズファイル越境する編集』(BNN、2021)。アーティストコレクティブKMNR™のメンバーとしても活動する。
研究の取り組みについて
これまで、編集者やエディトリアルディレクター、キュレーターといった立場で、領域横断的な多数のプロジェクトに携わってきました。研究ではそれらの経験を活かし、「人はなぜ情報を集め、編むのか」その意味と役割に注目し、人類の営為としての編集行為についての考察を深めていきます。
九芸を目指す皆さんへ
企画に絶対的な「正解」はありません。大事なのは、できるだけ対象に密着し、調整と挑戦を怠らないこと。社会の不確実性が高まり、今まで以上に将来の予測がつきにくい現代においては、「正解がない(ゆえに自らで正解にせねばならない)」というパラダイムシフトを受け入れておく必要があります。